【ネタバレあり】極道の愛人～龍の楔に繋がれてのレビューと感想

危ない世界

昔一年間だけ一緒に住んでいたヒーローが極道の若頭になってヒロインと再会する、というストーリーです。絵が独特ですが、極道ものが好きな方ならおススメです。

絵が独特

昔一年間だけ一緒に住んでいたヒーローが若頭になってヒロインと再会するというお話です。途中、ヒロインが敵勢力に攫われてしまうのですが、そこで無理やり体を奪われてしまうのが驚きました。ヒロインが攫われるというシーンはよくありますが、だいたい寸でのところでヒーローが助けに来てくれるので、襲われて最後までされてしまうのは意外でした。

３話迄読みました

ヒロインは、小学校高学年の時に父親を亡くした。
それも、ヤクザの抗争の流れ玉に当たって。
それ以来、ヒロイン母が女手一つで彼女を育てあげたんだろう。ヒロインが成人して、社会人になってからは、苦労して自分を育て上げてくれた母に楽をさせてあげたいが為に、昼間はＯＬ、夜はホステスとダブルワーク。
一年間だけだけれど、一所に暮らしたはじめお兄ちゃんに恋心をイダイタまま大人になって、初恋を拗らせてる？
若頭になったはじめは、ヒロインを極道の世界には関わらせたくないんだろうなぁ。優しさから、ヒロインを突き放す。辛いよね😢拒絶されるのって。
はじめは、ヒロインに対して異性としての感情は抱いていないのかな？😱
このまま、ヒロインが報われないのは、悲し過ぎる。どうなるの！？この二人？！

描写がイマイチ？

好き嫌いはあるでしょうが、ヒロインが幼さい。ヤクザものにしては、タイトルからの内容に期待外れ…もう少し色っぽさが欲しい。読む側の年齢にもよるのでしょうか？

元さんがカッコいい。

ヒロインの萌菜が子どもの頃から憧れていた元との愛情と２人の父親同士の友情が、このお話の核にあると思います。鬼塚親子は萌菜とその母親に、父親を巻き込んでしまった償いの気持ちが強くあり、元自身も萌菜を愛しながらも、若頭である自分に関わらせたくないと思っている。でも、２人の愛が全てを越えたと思います。

極道の人を愛するが故の困難や障害が立ちはだかる。が。二人の絆は深まるばかり。
幼なじみと親の死が絡んでることを聞かされ動揺するが。

任侠系が好きなのと作者さん買いでしたが…
やっぱり助かってほしかったなあ。
そこだけは後味の悪いけど、ハッピーエンドで良かった。

ヒロインの立ち直り力がすごい

実は子どもの頃好きだった人で〜とは言え、初めてが撮影付きの脅しモードだったのに、直ぐ立ち直るヒロイン。

そして敵対勢力に拉致られて、今度は本気の撮影付き無理やり。その上映像が好きな人に…ってなったのに、なんでそのぐらいの苦悩ですんじゃうの？！というほど、割とあっさり立ち直るヒロイン。

極道のオンナとしての資質アリアリだと思いました。

絵が変わった

ハーレクインのあたりから作者さんの絵が変わった感じです。
キャラクターを柔らかくしてる気がしますが、
ヒロインが垂れ眉過ぎに感じたり、
線が細く手抜き？っぽく感じるところがあります。

今までの、
ピンチでは必ずすんでのところで愛する彼が助けに来てくれてたのが、


え、来なかったの…？。

と、リアルでちょっと後味よくない気が…。