児童養護施設の子どもたち
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あらすじ
私は生まれちゃいけなかったの? お母さんは私がキライ。小学校に上がった日も御馳走どころかごはんも出ずに、流しの生ごみをそっと口に入れた。身体を縛られ口をガムテープでふさがれた恵子ちゃんが生きるために必死にできたことは、母が縛り忘れた足で窓を突き破り外の世界に出ることだけだった――。与えられるべき愛情をもらえない子供たちが、地獄のような日々を送りながらも自分で生きていく希望を見出す。「児童虐待」をテーマにした社会派コミック。
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みんなのレビュー
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泣けました
施設に入っている子達がどういう気持ちで大人達を見ているのかや、家庭内暴力を受け、親にご飯を与えてもらえず、必死で台所の三角コーナーをあさり生ゴミを食べているなどとても悲しくなりました。
私たちは親に大切にされ、悪いことをしたら時に叱られ大事に育てられてきました。
しかしこれを読んでみて私たちとは正反対で、でも必死に生きながらも『私はいらない子なんだ』という気持ちと葛藤しながらかげで泣いていたりと…
ぜひ読んでみて下さい
子供がどんな気持ちで親や大人の事を思っているのか
親や大人の理由でいかに子供たちが我慢しているか
見ていただけると心があたたまり、こういう子供たちの為に自分になにができるのかを考えさせられました。
見て損はないと思いますby せな0125- 32
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4.0
今まで描かれなかった側面
虐待された子が養護施設に入れてもらって万歳という話が多い中、養護施設の問題点や、そこから他の家庭に引き取ってもらえてからの問題を描いているという意味で、知らなかったことを知る機会になったという長所がとても大きいと思います。
事なかれ主義、イジメ、差別、偽善など…
ただ、画風に個性というかクセの強さがかなりあります。
こういう話を綺麗な絵で描くよりは、ずっと良いと思いますが、好き嫌いが生じる画風かなと思います。
人を救うとまではいかなくとも、ただ公正でありたいと思うだけでも、結局は優しさだけではなく、強さが必要なのが社会だなぁというのがここまで読んでの感想です。人望、アイデンティティー、カリスマ性、鈍感力、自信など…
家族などの特別な人ではない誰かを守るためにも、強い人間でいなければと思いました。by 真早- 14
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3.0
読んだ後の切なさ、、、
こんなに小さな子たちが苦しんでいるのに、、、と言う余韻が残ります。以前、親友に虐待を受けて施設に入った子が居ましたが、やはりこの漫画の様に施設の中でも、イジメや暴力があり、とても苦しんだと言っていました。特殊な空間に終わりのない共同生活、、、
職員さんも負担が多くて目が行き届かない、、、この漫画はリアルでした。by 優沙子- 16
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3.0
児童養護施設の裏側の話
保護された後の児童問題が描かれている珍しい作品です。
「虐待を受けていた子供が保護されてよかったね」と思いがちですが、施設に入ればその中で起こる問題もあるということに気付かさる作品でした。
子供同士がみんな仲良くできるかと言われればそうとは限らないわけで、保護された後も大変な思いをして頑張っているんだなと。子供から見た保護施設の大人も描かれており、興味深い内容でした。
ただ絵が可愛くないため、慣れるまで読みづらかったです。by シバエリ- 6
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4.0
ヒロインのサバイバル力
このお話の主人公は、生まれながらにメンタルが強い子。
実母からひどい仕打ちを受けながらも、生きることを諦めず、自力で周りからの助けを手にした。
施設でイジメにあっても自力で解決した。
こんなサバイバル力、普通は備わっていないものの、やられてばかりのかわいそうな子に同情する話が多い中、スカっとできるポイント。
(もちろんこの子が受けた仕打ち自体があってはならないことだけど)
彼女が強いからこそ、周りの大人がいかに問題が見えていないのかが浮き彫りになるのかもしれない。
家にいたシーンから、周りのサポートをもっと強化できないものかと感じたことが多かったが、それが現実なのだろうか。
でも子供は彼女みたいに強くないよ。by さくらん5577- 4
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