4.0
伏線に次ぐ伏線、ラストは大逆転!
「恋愛メトロ」や「ビタースウィート」よりSやエロがやや少なめ、ストーリーも分かりにくいかなあ…というのが、正直な感想。それもそのはず、2013年のこの作品は、ねね先生にとって初の単行本1冊分の長さのものだそうで、だからこそ二度見がおすすめ。一度目はスルーしていた、ちょっとした違和感に気付き始めますから。そして、できればもう一度読み直しを。巧みに仕掛けられた様々な伏線…墨田さんがゆずを想う故に、作り上げた物語に胸が熱くなります。
吸血鬼ネタは、異種愛という性質上、何かと悲壮感漂うものになりがちで、この作品も例外ではありません。が、そこを、ねね先生ならではのオチで、まあるく?収めちゃっているので、ニヤけてしまいます。
「何度でも 何があっても あなたを好きになる」ゆずと墨田さんの物語、分かりにくさでマイナス星1ですが、それでも十分おススメです。
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