【ネタバレあり】情熱と絶望のはざまでのレビューと感想

レベッカが都合のいい女で、クサンドロスは傲慢だし妊娠を告げた時も非情で、前半はとてもモヤモヤした。
けどその分、後半のレベッカの強さと母性が際立ってクサンドロスの崩れる顔や気持ちの変化など高低差が面白かった。
愛人扱いしていたレベッカに跪いてプロポーズしたシーンがお気に入り。ちょっと遅いけどね！双子の出産の大変さを考えたらもう少し早く気づいて欲しかった！！

レベッカがアレクサンドロスのロンドンの愛人として待つだけの日々に疲れ、別れを告げた後、妊娠に気づいてアレクサンドロスに会いに行かなければそのままだったんだろうな〜と思うとちょっともやっとしますが。
出産のときも1人ぼっちだったし…

双子が生まれて一緒に暮らし始めてからのアレクサンドロスはいい感じです！
最後にレベッカへの愛を自覚してプロポーズするシーンが素敵だったけど、ちょっと駆け込みでバタバタっと終わってしまったのが残念。
も少し気持ちが通じ合った幸せ感の余韻があればもっと良かった。

一言で言えば、素敵です！

ヒーローはトラウマ？的なところもあって女性に対して不信感というか、ちょっぴり傲慢なところもあるけれど、自分の本心に気付いてないだけ。
ヒロインは物語りの前半ヒーローに流され従順なところもあったけれど、それはヒーローを愛しすぎていたから。でも芯のある素敵な女性でした。

後半はほんの少しコミカルな展開もあったり、ハプニングがあったけれど、全体的に素敵なハーレクインの王道ラブストーリーで満足でした。

さすがギリシア

麻生先生＆ギリシアの組み合わせは最高です！賛否両論あるとは思いますがちょっとごう慢なとこもキュンとしてしまいます。シリーズなのですが双子の兄弟の話は絡みはほとんどないです。別々の独立したストーリーです