【ネタバレあり】透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記のレビューと感想（147ページ目）

考えさせられる

２０年くらい前の医療現場の話だから現在とは違うところもあります。
産婦人科って赤ちゃんができて幸せいっぱいな気持ちの人ばかりではなく、生活に不安があったり、ママの身体に不安があったりそういう人もいるんだということがリアルに描かれています。

とても考えさせられるマンガです。「妊娠・出産」＝「幸せ」とは限らない。それでも様々な苦悩を乗り越えて、命が繋がっていく。とても暖かいタッチの絵ですが、伝えてくれる現実は胸が苦しくなるものも多く、話に引き込まれます。「命」について改めて見直すきっかけになりました。

リアルです

絵はあまり好きなタイプではありませんが、中絶の後の事など考えた事もなかったので興味深く読みました。産婦人科医の葛藤がよく描かれています。

実は

堕胎歴があります。だから。私が見せてもらう事すら叶わなかった初めての赤ちゃんにこんな風に歌や話しかけてくれる看護師さんに手渡されたと願うばかりです。

感動

それぞれの話しが感動します。自分に合った内容だったら嗚咽して泣いたものもあります！この世界わ、知った方がいい

人間の残虐性に向き合う

子供をもつ母親です。望まない妊娠や経済面での困窮、性暴力の被害者など女性として全てが隣り合わせで起こる可能性のあることばかりで、心が痛くなります。ただただ、生まれてきた赤ちゃんの将来に光あれと願うばかりです。また、生をまっとうできなかった赤ちゃんにも次の未来がありますようにと。

昔だからこそ

今だと、これはまずいでしょなどのやり方もありますが、あたたかいおはなしばかりです。

悲しいな

幸せな形とそうでない形の命のあり方が、本当に悲しいな。赤ちゃんがちゃんと生まれて生きられるような世の中になってほしい。
そのためには母親へ向けられる目と、無責任なたち親の徹底的な追求を求まなければならないと思った

面白いと思うけど

絵が残念
でも内容は面白いと思います。
ついつい続話が出ると読んでしまいます。
実際の現場経験者のお話です。
コウノドリとか好きな人は好きだと思います。

家で読む作品

気持ちが暖かくなったり、遣る瀬無い気持ちで終わったりと考えさせられる作品です。
堕胎が一概に悪いことではなく、また無事に産まれることができる奇跡を痛感する作品