【ネタバレあり】透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記のレビューと感想（136ページ目）

産婦人科は、喜びや楽しみといった前向きな気持ちばかりに満ちあふれているところではないのだな・・・ということを感じる漫画でした。待ち望んだ妊娠でない人やリスクを抱えている人、産んだ子どもが自分たちとはまったく違う見た目であったなどなどいろいろな話があり、どれも大変興味深く読むことができました。絵柄は好きでも嫌いでもないですが、この絵柄だからこそ読みやすいのかなと思いました。

あっさりかいてるけど

絵のタッチはあっさりしていて重苦しくないけど、考えさせられる内容です。
時代と今と違うだけに、やるせない内容も多かったです。分娩中にお腹の中で亡くなる話は今の時代なら違った形で処理してあげられたのに…と、つらくなりました。
途中ネタ切れ感がありますが、最近の話はまた見ごたえのあるものばかりになってます。

×華さんの漫画は全部大好きです。その中でもリアルな体験を書き下ろした透明なゆりかごは秀逸。患者さんも十人十色で中にはありえない人もいますが、×華さんの対応によって皆がそれぞれの幸せの方法を模索する姿がとても素晴らしいです。続編をいつも待ちきれずにいます。だいたいが2、3話で完結なので途中から読み進めても大丈夫です。

面白いです。

絵はだいぶラフな感じですが、内容は人の生死に関わる、結構深く考えさせられるテーマです。作者である主人公が、昔産婦人科で働いていた時の体験談ですが、人間の心の中にある深い闇の部分がたくさん描かれてあり、読んでいて胸が苦しくなってしまう事もたくさんあります。それでも最期には少しの光が見えてきて、全て真っ暗というわけではありません。この世に生を受け、生きるという事はどういう事なのかと、考えさせられる漫画です。

産婦人科に訪れる人たちの物語。当たり前だけれど色々な人がいる。子どもが出来てしまったが、そのままにして未受診のまま出産を迎えてしまう妊婦。我が子のためには自分の命さえも惜しまない妊婦。悲しい中絶。本当に人の数だけ物語がある。命を授かるだけでも本当に奇跡だけれど、その命がどうか望まれてそして無事に産まれ育つことが出来ていくように。

とてもいい

自分自身産婦人科勤務していて
本当にあるあるで
この作品が特に若い子に読まれることを望みます

出産は病気ではなく
お大事にと言われずおめでとうと言われ退院できる
明るいイメージのある場所ですが

沢山の命が消えて行く場所です

この作品の良いところは
世間擦れしていないお嬢さんが
実際見て感じたことを書いているところじゃないかと思います

考えさせられる

妊娠、出産に対して本当に考えさせられた。出産は必ずしも幸せとはならないんだなと…産まれてから短命な子、出産と引き換えになくなる母親、産まれる事なく亡くなる命。この漫画には様々なケースが画かれている。今自分が生きてる事は普通な事ではないと考えてしまう。またこの漫画には透明な子がたくさんでてくる。透明な子とはネグレクトなど虐待を受けてい子なのだが、主人公が子どもの頃の出来事がほとんどなので助けてあげられないのが歯がゆい。透明な子が助かる世の中になっていってほしい。

知らないことがたくさんありました

私は出産したことはありませんが、知らないことがたくさんありました。
涙が出た話もあります。なんともいえない気持ちになった話もありました。
これは、避妊をせずに妊娠してしまい中絶をしてしまう若い子たちに是非読んでほしいです。看護師さんでなければ知らないことがたくさん書いてあります。
他の方も話してますが本当に教科書にしてもいいと思う内容でした。

感動そして、勉強になります

読み出したら止まらず。
今妊娠中なのもあり、読み進みました。
産婦人科って、こんなにドラマがあるなんて、こういう本を読まないと、何も知らないものだなあと思い、勉強になりました。
妊婦さん１人１人ドラマがあり、また、妊娠出産だけじゃなく、中絶も多いものなんだなと、複雑な気持ちになり、毎回涙しながら読んでしまいました。

こんなに泣いた漫画は久しぶり。

前から気になってはいましたが、いざ読んでみると様々な感情が沸き起こり、色々なことを考えさせられる作品でした。産科に来る妊婦さんだけではなく、あまり表には出て来ない若年層の性暴力被害などの話は、赤裸々で苦しくなるほどで涙が止まりませんでしたが、目を背けてはいけないことを漫画を通して考えさせられました。子どもを守るための観察力って大切だなと感じました。