5.0
情と皮肉も効いたお伽噺!
一話一話の途中はドキドキしたり、ハラハラしたりイライラしたり泣いたりだけど、最後はニンマリと誰も不幸にならないのが好きです!
世知辛い世の中、一話読み終えると穏やかになれます!
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一話一話の途中はドキドキしたり、ハラハラしたりイライラしたり泣いたりだけど、最後はニンマリと誰も不幸にならないのが好きです!
世知辛い世の中、一話読み終えると穏やかになれます!
猫又と絵師の大江戸人情物語です。ねずみ除けに猫の絵を貼るって、本当にあった習慣なんでしょうか。猫がいっぱい出てきて可愛いです。
時間の流れも人と人とのコミュニケーションも緩やかで人情に溢れていたからこそ きっとモノノケ達も人間と交わることを良しとしていたんだろうな…と本気で思ってしまう。なんとも羨ましい時代だっただろう
ガラケー時代に、販売されているもの全て読んだぐらいハマってました。だから新たに購入しませんが、面白いし、作者は当時の風物に詳しいようで勉強になりますよ。
不思議な猫のお話です。猫好きな人も、そうでない人も、人情味あふれる話で、気持ちが暖かくなりますよ。面白いです。
猫好き、江戸好きなので、ハマりましたー!
妖怪チックな猫も、ちょっと擬人化された感じの猫もみんな味があっていい!
江戸の庶民の暮らしぶりもよく描かれているように思います。
背景の中にさらっと書かれている、町を行く物売りが興味深いです。
町人と猫が粋に不思議に語られる。
もし貴方が猫を飼っているなら、出会えた時の喜びや縁を、そして別れる時の絶望や号泣や後悔を思い出すだろう。
貴方がまだ自分の猫に出会えてないのなら、時には一緒に暮らせない辛さや、時には存在を眺めてるだけで癒されている事を思い出すだろう。
物語は続いているけど途中から読んでも十分面白いです。
猫たちもいきいきしていて、皆それぞれ顔と個性が違って、作者さんの描き分けが上手だなぁーって感心します。
どんなお話かなぁと思いましたが、
サクサク読めてとても楽しいです
色々な出来事があり、物語に引き込まれてます
誰かを思い出すと言われて嬉しい作家さんはいらっしゃらないでしょうが、この作品は杉浦日向子の名作、[百日紅]を思わせます。その圧倒的な知識に基づくディテールがです。町の様子、川の造り、長屋の構造、井戸端、調度、道具、矢立や紙、着物や人の仕ぐさ、言葉づかいまで、江戸です。
江戸ものマンガには、[大奥]みたいに畳の縁を踏んで歩く武士?を平気で書いてしまうような物が多い中、これだけ丁寧なものは杉浦以来で、嬉しくなりました。メチャコミのなかでは、[あおのたつき]も絵は良かったけど、お化けばかりなので、此方のほうがこのみです。