【ネタバレあり】[小説]王子様の歪んだ寵愛 買われた淑女のレビューと感想

設定が面白い

ただの町娘だったヒロインのイヴリンは第三王子であるヒースの初めての相手として買われ奪われるが、一緒にいるうちにお互いを好きになっていきます。
年下で性に素直な王子を主でありながら弟のような感覚で愛していくイヴリンが健気です。
またヒーターもイヴリンを妻にするため王に許してもらうためあれこれ画策し、イヴリンを守っている所にグッときます。

エッチも野外、牢屋、風呂場等様々な場所で時にヒースのコスプレっぽいのもあったり飽きないです。

ヒースが領主となった所も蒲萄畑があったりと場所設定も素敵でした。

大体の流れは面白いんですが、他のレビューにもあるように、空き瓶プレイとか、侍女との和解とか、少し違和感がありました。エッチは、回数はありますが、軽めの描写。もっと濃厚なのが読みたかった。

いたるところに違和感が…

空き瓶での1人プレイなど「いやいや、それはないでしょ…」というシーンがあったり、辛辣な態度の使用人たちと何事もなかったように仲良くなったりなど、ムリがある展開でした。。
ヒロインがヒーローにムリやりされてしまう最初のシーンだけは、違和感なく書けていたかな。