5.0
ツンデレVS大人
いやぁ〜本当良い!!良すぎる!読んでて幸せ。読み終わっても余韻で幸せ♡
作者さんの作品は初めて拝読したのですが、画が綺麗だしかわいいし、登場人物達がとにかく魅力的だし、ストーリーもエロ具合も好き。とにかく大好き!(これじゃ何も伝わらんな…笑)
美形で客のあしらいが上手く客からの誘いには絶対に乗らない鉄壁の要塞バーテン高史に対して、セレブ社長一瀬があの手この手で誘いをかける。最初は美しい高史とのやり取りを楽しんでいるだけだったのに、高史のエロ可愛さを目の当たりにしてハマってしまう。
ただ、超多忙な一瀬の実生活を知らない高史は1度寝た後放置され、遊びなのだと誤解して拗らせてしまう。お互いに好きで好きでたまらない気持ちは態度でダダ漏れなのに、自分への気持ちを伝えるストレートな言葉を聞けないばかりに自分達はセフレなのだと自分に言い聞かせる高史。(でもそんなん、セフレとか思ってるの読者含めても高史1人だから笑える)そして大人の余裕でそれを受け入れる一瀬も意地悪だけど、高史に自分への気持ちを自覚させるまでのクレバーなやり方がめちゃくちゃカッコ良い!
途中、006話で秘書福原が、一瀬の一方的な勘違い(執着)で高史に迷惑を掛けていると思い、迷惑だろうからもう会いに来ないようにさせるというようなことを高史に言い、それを聞いたときのあの切なさ…いやーホントあのタイミングであの展開って天才!
あと、もう気持ちが抑えきれなくなってしまう高史の描写とかたまらん!
二人の人間性を本当に理解している一瀬の秘書福原と高史の幼馴染たっちゃんにも救われる。悪意を持った登場人物がいないのも良い。無駄に傷付けられるのは見たくない。
続編では、本作と違い少し冷静さを欠いた一瀬が見られます。本作のとにかく甘く余裕な一瀬も良いですが、続編の一瀬も本当に魅力的です。
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