【ネタバレあり】狙われた無垢のレビューと感想

ロシアの富豪で箱入り娘のヒロインと、ジプシーの母を持ち貧困な世界で育ち富豪になった男との偶然の出会いからのラブストーリー。
ヒロインは、男のことを純粋に愛していたのに、男は愛を怖がり、ビジネスの相手の妹としてヒロインに近づいて行く。
要は、ヒロインのお兄さん。二人の事をちゃんと見抜いていて分かってたんだから凄いGOOD JOBでした。

目的のために箱入り娘を騙すようなヒ―ロ―が堪らなく嫌だったけど、傷ついたヒロインも父親に捨てられて拗れたヒ―ロ―も可哀想でした。最後に大事なものに気づいた二人のラブストーリー良かったです！

サンクトペテルブルク

自らの成功のために、ヒロインを騙し体を奪ったヒーロー。自問しながらも目的通り実行する酷いヒーローですが、その分たっぷり反省してくれると許せちゃいますね、ハーレクインだと。あやまったかどうか分からないヒーローも多いからなぁ(^_^;) 岩崎先生の得も相変わらず素敵で、読みごたえありました！

純真な世間知らずのヒロインを利用すべく近づいたビジネスの鬼が ヒロインへの愛に気づく、王道ですが ヒロインのために全てをなげうつところは、ホロッときました。欲を言えば、ヒロインへの気持ちを自覚し後悔にさいなまれるのが駆け込み的に短く感じましたが、テンポよくまとめられてる、ってことで、ひとつ。

ビジネスの駒としてアレーナに近づいたキリルでしたが、野望を叶えたにもかかわらず心が満たされず本当に欲しいものに気付く…というのは、予想通りの展開ですが、兄が提示した条件は予想外でした。
ラストは納得のハッピーエンドで良かったです。

父親を超える時

キリルは野望を秘めてアレーナに近づいた。アレーナの兄がいない時をチャンスと思い、彼女にアプローチする。無垢な彼女は彼の作戦に嵌り、すっかり騙されてしまう。キリルはアリーナの愛と引き換えに彼女の兄に取引を持ちかける。彼の企みを知り絶望するアレーナ…その時始めて、キリルは真実の愛に気づく。キリルの惜しみないアレーナへの想いに彼の罪を赦し、前に歩んでゆく2人。思いがけないドンデン返しに振り回された感満載。ラストの兄のセリフがイキです。

野心あるヒーローは、そうなるにも理由があって、でもそれは彼の本質とは違う。本来は愛情深い人なのだという事が分かる内容でしたが、少し後半駆け足で読み手に補填させる印象を受けました。ですが、ヒロインがいい子で互いが報われるラストで良かったと思います。

最後がぁ。。。

そんな全部捨てるなんて考えられない～、私には出来ないので嘘っぽく感じられてしまって(T_T)それまではいい感じ～とか思ってました(^.^)

あー

8話まで読んでポイント無くなってしまいました…
黒髪イケメンで冷たいって最高じゃないですか！
今やっとヒロインを愛していることに気付いたんですよ！早く続きが読みたいんですよ！
ポイント追加してきます。

これはいい

世間知らずのお嬢さんが野心家のヒーローに最初は騙される王道パターンだけどちゃんと途中にヒーローの後悔が織り込まれてたのでいつものハーレクインとは違ってモヤモヤ感はなかった。