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道徳の教科書に出てきそうな善人ロック
いつも思うけど、
超人ロックは小学校の道徳の教科書に出てきそうな善人。
刑事ドラマで、残酷にころされた家族・親友の敵を打とうとすると、
「ころされたXXさんはそんな復讐を望んでない」といって復讐を止めに入る聖人君主ぶりに似てる。
でも人間心理として、
「怖い!辛い!悔しい!」と思いながら「さつ人犯」になぶり殺しにされた被害者が、
自分の無念を晴らすために家族や恋人が犯人に復讐してくれようとしているのに、
復讐を止めるか?
普通の人間なら、「無念を晴らしてくれて、ありがとう」と言うんじゃない?
そういう復讐を何とか抑え込んできた日本の温情主義の甘いテレビドラマ。
ほとんどの日本人がこの種のテレビドラマの刷り込みで価値観が育成され、
日本は報復主義が抑え込まれて、今までとても平和だったんだけど。
この漫画家さんも同じ価値観を持ってるねぇ・・・
超人ロック、
ここまで超人的な力を持っていて、発想が善人的で単純すぎる。
発想と行動パターンが生身の人間という感じがしない。
超人ロックは設定はいいのに、
登場キャラがとても単純かつ善人なので、キャラに魅力がない。
道徳の教科書に魅力がないのと同じ。
道徳観を育成するために、子供に読ませるにはいいかな。
そういえば、これ子供向きだっけ?・・・(笑)
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