みんなのレビューと感想「凄絶・残酷 日本殺人者伝 殺しの履歴書」（ネタバレ非表示）（4ページ目）

実話なだけに怖さを感じました。
凶悪犯の心理ってわからないし、わかれないですね。
でも現実でこんな残酷な事がおこってるんだーって考えさせられました。

本当にあった実話ですよね…?
テレビで伝えられるときは、あまりにエグかったりすると規制されたりオブラートに包んだ表現で報道するので、知っていた事件でもこの漫画はそのむごさが分かりやすく伝わり読んでいてショックでした。

なんだろう？

個人的に…登場する人物や、表情が好きになれないです。

こんな悲惨な事件が過去にあったのか？と、文章を読み返すのが苦手な人には丁度良いのかも？しれません。

事件の概要を知っている程度なら……

事件の背景などからわかりやすく描かれているので、改めて考えてみるのにいい作品だと思いました。
ただ、ともすれば加害者擁護に繋がりかねない部分もあったと思うのでそれはそれこれはこれと切り分けて考えられない人には読まないでほしいです。

思いやりのある人にこそ読んで欲しい

せっかくの本気の正義感にあふれた真面目なノンフィクションなのに、タイトルのせいで、ざんこくもの好きな人の好奇の的になっているのではないかとの疑念が生じます
犯罪については、常に、事実だけでなく、何故、その様な結末になったのか、どうしてそんな犯罪者を生むはめになったのか…
それを考えたり、知って行こうという勇気がないと、根本が解決しない
と常に思っています。

大変、残酷な内容ですが、悲しいことに事実は更に残酷です。恐らく漫画というカテゴリーではここまでしか描けなかったのだと思います

日本という国の犯罪(特に残酷なものと性犯罪)に関しては、あまりにも甘すぎると思います。

このタイトルが、もっと、
何故、この様な犯罪が起こってしまったのか
もしくは
犯罪者の過去や心理について
という真面目なカテゴリーであったなら…と思ってしまいます
もちろん、書籍では沢山出版されていますし、大学の授業などでは当たり前のように扱われる内容です

まんがというだけで、規制がかかり、残酷な場面を敢えて描かないことで、人間の真の恐ろしさや、犯罪に立ち向かって行く正義感に欠ける無関心さが蔓延している様に思えてなりません

やるなら、とことん、真実に向き合って欲しいです

悪の道極めたり

人の道を外れ、悪に導かれし者たちをリアルに描写。犯罪者たちの生々しい証言は、現実がいかに残酷であるかを知らしめる。犯罪学としても読めるほど詳細な内容だった。