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神話の中に歴史上の人物が登場したり、予想外の展開もあり面白い。作者の得意とする構成で、引き込まれます。結末がハッピーエンドとはいえないのも特徴的。
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神話の中に歴史上の人物が登場したり、予想外の展開もあり面白い。作者の得意とする構成で、引き込まれます。結末がハッピーエンドとはいえないのも特徴的。
えっえっえーーーー!!!!
いやいやいや!!!
そんな結末!???予想外すぎる。。。
ハッピーエンド至上主義の私ですが、こればっかりは単行本ほしくなった…
なかなか分かりにくいお話でしたが、掟をやぶって純愛を貫く二人が神に罰せられて、生まれ変わっても、大切にしていくものが感動です。
この作者のフランス、ドイツを主とした歴史物語、神話、伝説はどれも想像を掻き立てる。ニーベルンク指輪は、神話の中でも特に壮大な神の物語。
あんなに愛し合ったのに、相手は自分を忘れて他の女と結婚。単なる浮気や裏切りではないから本当につらい。神話をこれほどまでに見事なストーリーにできるのはさすが池田先生。
カーニバルで必ず学生たちが演じていたニーベルンゲンの話がマンガになったようです。ブリュンヒルデってこの神話に出てくるんですね。ポニョの本名?がブリュンヒルデでしたよね。ブリュンヒルデがオスカルに見えてしまいます。
読みたかったお話です。
嬉しい!それも、池田先生の作品で読めるなんて。壮大な物語ほど、池田先生の描かれる世界にぴったりですよね!
途中で「近代(現代ではない)」からタイムスリップして北欧神話の世界に迷い混んだ人物が出てきますが、そのキャラの目線があるからより面白くなっているとおもいました!
神話の世界をマンガにしたもので、神話だけのストーリーでも面白い上に
なんとそこに若き日のヒトラーが迷い込む。
悪者のイメージ通り人を利用して元の世界に帰ろうとするヒトラー。
ただのゲスト的な扱いでなく、しっかりとストーリーに組み込まれてる。
実在しない人物(この場合はヒトラーの方が神話に存在しない、実在の人物だけど)を歴史に組み込んで壮大なストーリーをつづる作者の本領発揮。
神話のストーリー部分はかなり観念的なエピソードも多く理解しづらいところもあるけど、ヒトラー(アドルフ)が出てきてからの方が記憶喪失ものや人間ドラマでわかりやすく面白いと思う。
神話の話に興味があって読み始めたが、アドルフという神話には関係ない人物によって物語にスパイスが加わっていて面白い。
ジークフリートが記憶を失い、裏切ってしまった戦乙女が哀れだった。