4.0
小学三年生の時に受けた虐めと重なる
未だ途中までしか読んでおりませんが、私が虐めを受けていた情況が似ており、読んでいて記憶がフラッシュバックする場面が沢山ありました。
虐めの内容もされた事と一緒の部分があり、体験談等の資料をよく読まれて描かれたのだと思います。
この作品を読み、友達だった人間から虐めをされた為、クラス全員からでは無く少人数だったこと、小三だったので性的虐待までいかなかったこと、携帯やスマホ等が無かった時代だったこと、第2のターゲットが出なかったこと等が、不幸中の幸いだったと思えました。
虐めのリーダーは、クラスで一二を争う程に頭が良く、何個も習い事をしていて正にこの漫画に出てくる女王蜂みたいな女の子でした。
彼女の母親は、教育やPTA役員の活動に熱心な方でした。そして、恐らく先生方には可愛くて明るく、頭の良いクラスの人気者だと映っていたと思います。
一方私は、大人しく、人見知りが激しかったので人と話すのが苦手で地味な生徒でした。
母親が私の異変に気付き、担任へ虐めがあると摘めよってくれたものの、担任は信じるどころか、私を精神科で診てもらった方が良いと母に伝えました。
親が率先してPTA役員をやり、成績優秀で自慢の生徒という時点で、虐めの首謀者だと言われても大半の教師が信じない。これが現実です。
その後直ぐに、私は極度のストレスにより内蔵が全く機能しなくなり入院。
母が学校へ行きたくなるまで休みなさいと言ってくれたお陰で、クラス替えがあるまでの二年間、学校を休み続け、私は人間としての感情や尊厳を徐々にですが取り戻すことが出来ました。
小学三年生とはいえ、虐めは陰湿で大人顔負けの、えげつない手法を次々に思い付きます。
虐める側はゲーム感覚なのか楽しみながら、徐々に行為をエスカレートして行きます。
頭が良い子となれば周りに気が付かれない様に、痛め付ける人間が、他の人間へ虐めを事をバラさない様に入念な策を練り、実行します。
そういう部分や罪悪感が全く無く、無邪気に虐めを楽しむ姿は本当に良く描いてある作品だと思いました。
後半が現実離れしているとコメに描いてあったので、逆に私は読み続けらそうです。
あくまでも漫画の中での出来事という区切りを作ったのかな。
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