5.0
一種の宗教と言っていい程…。
花とゆめ連載当時、コミックを読む人間に崇拝されていた作品です。
努力と勇気だけでは勝利をつかめないし、勝利することが果たして本当に大事なことなのか…?週刊ジャンプも購読していた兄も、この作品を読むために、花とゆめの発売日を楽しみにしていました。
単なるお涙頂戴ものや、神話を少しかじってカルトぶったものとは違い、日渡先生の完全オリジナルがゆえの、人間くさい、地に足着いたドラマが展開されます。そのドラマが10代、20代、30代と年齢を経て読むと、自分の感情が動く場面が異なるのも、名作あるあるだなと感じます。
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