4.0
先見の明
絵のタッチが軽いから読みやすいけど
ものすごく奥深い題材がテーマの作品です。
令和の今はジェンダー平等が基本で
偏見をなくそうと世の中が変わってきているけど、春菊先生のこの作品はそんなことが言えないような閉鎖的な時代に生まれているから、凄い。
独自の世界観とともに
先見の明があるのでしょうね。
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絵のタッチが軽いから読みやすいけど
ものすごく奥深い題材がテーマの作品です。
令和の今はジェンダー平等が基本で
偏見をなくそうと世の中が変わってきているけど、春菊先生のこの作品はそんなことが言えないような閉鎖的な時代に生まれているから、凄い。
独自の世界観とともに
先見の明があるのでしょうね。
この人の真骨頂はコレなんだよ。エロという言葉だけじゃない、性の話。ただこの人の根っこに市井の平凡な人に対する軽蔑があるんだよな。軽蔑というか、侮蔑。バカでしょうがないと切って捨てっぱなし。変わっている私、個性的な私、マイノリティな私は賢く尊い、と。その過剰な自意識に白けてしまうんだ
普通のバーと間違えてゲイバーに入ってしまった主人公が、お店のナンバーワンの嬢にハマってしまうところから始まるお話。昔読んだことあるなぁ、から入りましたが、とても読み応えがある作品です。絵柄がシンプルで、でもエロスも悲哀も伝わってくる、読みやすいです。
内田ワールドが好きです。
18のときに好きになった人がゲイでした。
でも、レズ気のある私には理想でした。それでも彼(彼女?)は男性が好きで、もう1人加わり、3人で付き合っている時期がありました。色々と複雑でした。その頃を思い出しました。
内田春菊さんて名前しか存じ上げなかったけど、こういうの描くんだ。
まだ5話目までですが独特の感じですね。
え?こんなに簡単に体の関係に?と思いますが、特異な魅力の人を前にするとこんなこともあるのかな。
いとも簡単に堕ちるというか狂っていくのが怖い、、。でも先が知りたい。
男側にも女側にも共感できるところがあります。その狭間でどちらの気持ちも持ち合わせる花房さんという魅力的な存在のキャラクターが、本当の自分を見せられる相手を求めて?ミステリアスさを持ったままストーリーが展開していくのがついつい読み進めてしまいます
ちょこちょここの方の作品は読んでましたが「私たちは繁殖している」で作者自身に嫌悪感が出てしまいました。
でもこの作品は深いし、当時としても革新的だったと思う。出てくる男女ともにそういう人いるよねって思えるし、花房さんはやっぱり魅力的。
こういう世界は本当にあるのでしょうか?色んな性があるので、あることなのかもしれない。そう思うと、興奮してしまいました。あと、バービーボーイズを思わせるタイトル(笑)に引き寄せられてしまいました。自分の知らない世界への興味で先が気になります。なんだか凄い。
もともと大好きな漫画家さんです。
昔みた記憶があるけどやっぱり面白い!内田さんの漫画は時代を先取りしてるし主人公とか設定とか切なすぎる。泣けます。じゅり、ムカつくけど、漫画でここまでイライラさせるキャラを描けることがほんとに凄い。
一話目で私も花房さんの虜になってしまいました。
綺麗で舞台慣れしていて、男も女も夢中にさせてしまう花房さん。
でも幼少期から辛いこともいっぱいあったんだろうな。
読み終えてから、LGBTについて関心を持ち始めました。