第二章 幕末の風雲 謹慎する剛情公-2

あらすじ

江戸幕府最後の将軍として大政奉還を決意した徳川慶喜(よしのぶ)。1853年6月、アメリカ東インド艦隊が4艘の軍艦を率いて浦賀沖に来航し、江戸城に砲門を向け日本に開国を迫った。徳川御三卿(ごさんきょう)一橋家の当主・慶喜は漁師に扮し、小船で黒船へ向かうと、艦隊の軍事力に驚愕する。第12代将軍・徳川家慶(いえよし)が他界し、家定が第13代将軍となり幕政にあたることになると、慶喜のもとにも将軍の名代として幕政に立つことが望まれるようになる――。幕末の動乱期、日本の未来を見据えて行動し、明治政府最大の功労者と讃えられる慶喜の波乱に満ちたヒストリー!

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