5.0
星6つにしたい!
日高ショーコ先生の代表作になるのでは?
明治〜昭和初期あたりを描いた作品
まだ華族や伯爵がいる家柄がステータス
な時代の話ですが全てが新鮮です
攻めは子爵、受けは家令(秘書の様な物)
なのですが受けは子爵の教育係も
勤めていてかなり傲慢、攻めは幼く両親
もなくし頼るのは受けだけなのですが
プライドが高く、ある事情があり自分に徹底的に冷たい受けに振り回されます…
普通だったら歳も離れていて自分に憎しみの様な感情を抱いている家令と恋愛関係にはなりえないのですがこの家令美形で賢い上に性的に奔放、魅力の塊です、攻めとしては好かれなくて苦しいけど受けに執着せずにはいられない前半は身体だけの繋がりで受けの愛情を得られない切ない展開ですが、読者としては幼くて頼りなげな子供の攻めを見てるので
受けを襲うという下克上展開に驚きと興奮
が…精神的にもこの子爵が目覚ましい成長
をみせ革新的な物の考え方をしたり子爵の
傀儡ではなくなっていきます、家柄を守る
ために生きる家令と新しい考えを持ち前を
みる子爵…陰と陽の様な二人
攻めの成長物語としてみるもよし、受けの
経営手腕に唸るもよしで見所満載です
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