5.0
美しい
クロディーヌが美しくて切ない。池田理代子さんの描く世界が好きです。決して幸せではないのだけれど心の闇や苦しみに共感して引き込まれていきます。
- 0
クロディーヌが美しくて切ない。池田理代子さんの描く世界が好きです。決して幸せではないのだけれど心の闇や苦しみに共感して引き込まれていきます。
教養主義の時代のフランス(今はそうではない)が背景にあるから、ここまで非社会的な生き方、許されるけれど(男性社会に入るのに家柄とか個人的教養が必要、言い換えればそれがあれば、別に自分で事業をやって成功した、とかでなくてもいい)、21世紀のグローバル社会でこのような女の人はどこで生きるのだろう、何を生きる糧とするのだろう。政治あるいは芸能界以外か。その辺まで考えさせる。ちなみに、Claudineという名前はフランス人はほとんどつけません。
初読です
こんな作品があることを知りませんでした
設定もストーリーもヒロインも池田理代子さんの画力も何もかもがうつくしいです
友人たちからはありのままを理解されないクローディーヌだが、家族みんなから愛され、母親はクローディーヌを心では理解し、上手に接しているように見える。
ベルサイユのばらのファンでこの作家さんの作品を読んでます。この作品はすごいですね、性同一性障害なんて言葉が浸透してなかった時代に。
子供の頃、本屋で立ち読みしたが、この時には全く理解出来ませんでした。
ですが、あれから数十年を経て、これは性同一性障害の話だったのかと納得。
あの時代にはまだ話題にすらならなかったことを物語にして発表していたなんて!
先生は性同一性障害のことをご存知で描いたのか、想像力で描いたのか。
どちらにしてもスゴイと思いました。
内容もきちんとしていて、このダイバーシティの世の中に多くの人に読んでほしい作品です。
凄いですね。今読まれるべき作品と思います。池田さんの作品に!ハッピーエンドが無い以外は、大好きです。たまには幸せにして!
もうもう!幼き少女マンガファンの頃から敬愛しています。尊敬しています。大人になり、改めて読むと。言葉の美しさへ感じいります。
池田理代子先生の作品は、ヴェルサイユの薔薇もオルフェウスの窓も、その他いろいろ、女性が男性っていうストーリーが多いんだけど、反対は見ないな。
この時代にジェンダーを問う作品は珍しいですね。まだまだ無料分しか読んでないからわかりませんが。この先の内容が気になりますね。