みんなのレビューと感想「モリのアサガオ」（ネタバレ非表示）（4ページ目）

死-刑制度の是非

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新米刑務官と様々な死-刑囚の関わりを通して死-刑制度の在り方を問う作品です。
恐らくは死-刑反対の立場から描かれているのでしょうが、何年たっても全く反省の色がなくわがまま放題の受刑者や、常人の理解の範疇にない身勝手な理屈で殺-人に及び反省どころか勘違いしたファンにちやほやされて調子にのっている受刑者など、「更正の見込みのない犯罪者」を描くことで通りいっぺんの死-刑反対論にはなっていません。
主人公の出自には無理がある気がしますが…冤罪ってああいう自ら買ってでるものは稀でたいていは見込み捜査と世間の偏見や決めつけから作られるような。
いずれにせよ勉強になる作品なので子供たちと読んで死-刑について考えるきっかけにしたいです。

普通は知らない

しけいってどんなものなのか、どうやって執行されるのか、その家族の思い。執行する側の人間の心情。文字通り【死】の刑、でもすぐには執行されない、いつになるかわからない。その日は突然やってくる。どんなに心を通いあわせても…

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刑について簡単に考えていたが加害者、被害者、刑務官、まわりの人たち、それぞれ考えかたや価値観、生き方があってすごく考えさせられる作品でした

この絵は好き嫌い分かれると思いますが、この絵だからシリアスな場面も読み進められたと思います。リアルな絵だったらこわくて読めません。登場人物のそれまでの人生が徐々に明らかになっていくのが楽しみでした。切ない場面、やりきれない気持ちになる場面もあり、人間味あふれる作品でした。

面白い

絵は好きずきで分かれそうですが、本当に面白い。色々考えさせられる漫画です。

牢人達の生々しい生活がわかりやすく漫画にされていて、胸糞悪くなる場面も多く、見応えはかなりありました。

直樹と満の立場は違くても友情が
芽生えてくるまでのストーリーにも
感動します。