5.0
何度も読み返した作品です
舞台はフランス革命の少し前。
借金の形として娼館に売られた没落貴族の少年ジャック。
最初の客は、大衆(エロ)小説の人気作家、銀髪隻眼の男ジェラールだった。
ジェラールの気まぐれで、身請け金を払われて自由の身となったジャックは、下男を募集していたとある屋敷におもむくと、そこはジェラールの屋敷で‥‥
最終話のジェラールのセリフ「ジャック、お前を愛さなければ、今でも俺は自分を許せなかった」で泣きました。
ジャックのジェラールへの愛が、愛に絶望し、それでも愛を捨てきれない自分を許せなかったジェラールを救ったのだと感動しました。
ぜひ読んでもらいたいお話です。
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