しなの川
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あらすじ
可憐な少女が目覚めて知る、淫蕩な血の宿命――! 裕福な商家の一人娘・高野雪絵は十代半ばにして恋を重ねる。初恋相手の奉公人・竜吉を捨て、教師・沖島と駆け落ちをした雪絵は、やがて母の犯した罪を知り、抗うことのできぬ宿命を悟る。情欲の炎に燃えさかり、花から花へと舞う蝶のごとく、男たちを切り捨ててゆく女を待ち受けるものとは………!?
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みんなのレビュー
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昭和の香り
独特のタッチの絵に他の作品にはない魅力を感じて読み始めました。
最初の時代描写の説明書きが、堅苦しく感じましたが、昭和の雰囲気を作り出すのに、うまい具合に効いてきます。
昭和初期って秩序がどうとか、規則がなんだとか、強い線引きがあっただろうし、今よりも堅苦しい所があったんじゃないかな(分かんないけど)
そのなかで、情熱的に愛に生き、その罪にも溺れていく美しきヒロインの人生を描かれています。
ラストのヒロインの哲学みたいな考えが、
絵のスパイスも加わり、強烈に印象に残りました。by バファ- 0
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5.0
上村氏の絵に惚れました
もちろんストーリーにも引き込まれますが、やはり画力がないとどれだけ良い作品でも埋もれてしまう気がします
なんとも儚く激しい恋
実写化されてたようで、由美かおるさんが雪絵を演じられていますが、個人的に、違うなぁ
美しさだけでなく儚さ、ずるさ、強かさ、妖しさがないと雪絵ではないby 匿名希望- 1
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5.0
悲しく美しいはなし
上村一夫の描く女とストーリーがとても合致して、久しぶりに秀逸な作品を読むことができました。
美しく、悲しいはなし。
雪絵は自らを、自らの一族を淫らというけど、その時々の感情に素直な雪絵は、あだっぽさのない清らかな感さえ漂います。
文学的なにおいが好きな方に。by tigeremi- 0
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5.0
しなの川
まず信濃川の説明から入ります。
貧しい雪深い農村のお話しです。
大正〜昭和の話ですが、当時を偲びます。
幼いながらに妖艶さがある少女、どんな展開になっていくのか
昭和の手書きの漫画ならではの独特のタッチが魅力的で
引き込まれていきました。by Victoria&- 0
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3.0
いん花伝を読んでの流れで、こちらの作品を読ませていただきました。物語の本筋とは外れますが、昔の貧しい農村の様子を知り切なく思いました。この作者さんの漫画はいつも独特な世界観、登場人物がクセ強すぎ、そして少し昔の日本の話が多いようですが、史実にからめてかかれているので引き込まれます
by マユマキ- 0
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4.0