5.0
面白い。
話がグイグイ引張っていって引き込まれていくのが楽しいです。まだ導入部なので、主人公の幼さや気ままさが魅力で、憧れを感じさせます。小説の1行を数頁で扱う印象で、切れ味は鈍りますが、娯楽性の後味がとても良いと感じました。
by
匿名希望
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話がグイグイ引張っていって引き込まれていくのが楽しいです。まだ導入部なので、主人公の幼さや気ままさが魅力で、憧れを感じさせます。小説の1行を数頁で扱う印象で、切れ味は鈍りますが、娯楽性の後味がとても良いと感じました。
父親の事故がきっかけで政治の世界に入っていく出だしは自然でした。
まったく政治や社会の仕組みがよく分からないでしたが、たまたま目に入ったので読んでました。内容は少し難しく感じましたが、頭痛くなるまで難しくないてます。
当時の社会情勢も微妙に物語に入っており、分かりやすく解説してくれてる感じがしてよかったです。
時代が一昔前前なのですが、勉強になりますし展開もよいです。取材力がすごいなぁと思います。
また、舞台が鹿児島。街がリアルで今もあるお店、名前が変わった駅など…タイトルの『議』は議を言うの意味だったのかぁ~と。時折作中にも鹿児島弁が書かれています。今は使われなくなってきていますが。都心と地方、時代は変われど問題は変わらないように思います。
弘兼憲史さんの講演を聞く機会があり、取材をきっちり行っていること、またその時に注意すべき事などをお話しされていました。その中で、政治について書いたこのシリーズは、主人公加治隆介にちなんだ、政治家の議連カジ派ができるに至ったと聞きました。それを聞いて、ぜひ読んでみたいと思いました。読んでみたら、さすが取材をきちんとしているだけあって、臨場感のある面白いストーリーでした。