さくらん
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あらすじ
ほれるも地獄、ほれられるも地獄。色がなければ、生きてもゆけぬ……。男の極楽、女の地獄、ここは遊廓、江戸吉原。--玉菊屋・きよ葉は、器量はいいが鼻っ柱が強く、自由奔放で気位の高い遊女。花魁(おいらん)になる宿命を背負ったきよ葉だったが、遊客の一人である惣次郎に惚(ほ)れてしまい……。江戸の吉原を舞台に、安野モヨコが描く極上の男女の駆け引き、そして艶やかな狂乱の世界。
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ユーザーレビュー
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世界観に酔える。
紙でも持ってるけど、スマホで手軽に読めるのも良い。
言わずと知れた、映画にもなったモヨコ先生の代表作。
「自分の描きたいモノを描いた」
という世界観、線がイキイキしてます!
ねっとりした線が艶かしく、妖しく、哀しい遊女の世界に誘います。
でも、美化はしない。女せんも、禿の異様な髪型も、そのまま描く。
そこには、お金でやり取りされる事への、静かな怒りが有ると思うから。
そして、今の少女達への、自分を大事にして欲しい気持ちも、きっとある。
軽く考えないで欲しい。そんな作品です。by こさっと- 17
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5.0
この話を読んで、江戸時代の遊郭の慣習が自然に理解できました。
またモノローグが詩的で素敵です。
土屋アンナさん主演の映画も見ましたが、ラストが納得いかず、こちらの漫画の方の終わり方のほうがずっとずっとかっこいいと想います。
たしか、続編が雑誌で掲載されていたと思うのですが、それはコミックには掲載されていなかったので、お蔵入りになってしまったのでしょうか......面白かったのに残念です。by 匿名希望- 8
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4.0
昔、この漫画が原作の映画を見て興味が湧きました。
花魁や女郎さんて、どんな思いで仕事をしていたのだろう。同じ女として考えると悲しくなる。
時代が時代なだけに、人権もなく、性的搾取をされ続け、好きな人にも裏切られる。
どんなに表面はきらびやかに着飾っていようが、切なくただれるような想いで生きている人たちが本当に存在した(存在している)と思うと、そんな方々の幸せを願わずにはいられません。by 匿名希望- 5
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5.0
映画も原作も大好きです
安野モヨコ先生の作品は学生時代にはまり、当時全部の作品の単行本を持ってました。さくらんは中でも大好きな作品。遊廓花魁の話を安野モヨコ先生らしさで描かれていて、激しく哀しい遊廓の世界、特に心情が描かれています。映画化は好きな写真家の蜷川みかさんの初監督、きよはを土屋アンナともう大好物揃いでDVDも持ってます!映画も蜷川みかさんの世界観と感性で美しく鮮やかに、妖艶に創られてて是非見てほしいですが、漫画には映画には現しきれてないものがあり、やっぱり原作ありきなのでお勧めしたいです。
by えびFLY- 2
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4.0
作者が好きです。
花魁の様子を描いた作品、作者が好きで購入しました。華やかな一面だけでなく裏側も描かれていて悲しい気持ちになりました。本気で想っていた人に遊ばれていたと気付くシーンが切ないです。この作品を読むと美人だけでなく床上手も持って産まれたものなのかなと思ってしまいます。いつの時代も女同士の世界はどろどろしているもんなのでしょうね。人と比較したりされたりすることに嫌気がさす今日この頃、漫画を読んでスカッとしたいです。。
by めちまやこ- 3
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5.0