みんなのレビューと感想「さくらん」（ネタバレ非表示）（8ページ目）

モヨコの美学

絵が美しい。着物も、小物も、女の仕草も、とにかく華やかで艶がある。安野モヨコの、毒々しい艶やかな世界観を堪能できる漫画です。

マンガも読み、映画もみました。豪華絢爛な映像とお洒落ないろづかいが見事だったなーと。切ないなーとおもいました。

面白い

この方の作品は、どれも絵が綺麗で見惚れてしまいます。ストーリーも分かりやすくてドラマチック。一気に読んでしまいます。

かっこいい。
今の時代はこういう人って白い目で見られるけど、この時代はこういう人ってカッコよく見える。

人間を見る作者だから面白い

ハッピーマニアから流れてきました。
この作者さんは、突き放したところと寄り添うところの描きかたが絶妙で、ひどい現実やひどい人のなかでも強く生きる人たちが魅力的に描かれていて読み進めやすいです。

とにかく綺麗で切ない

とにかく絵が美しくて、細部まで細かく描かれています。そして、すごく切ない。こんな時代と世界があったんですね。

この手の漫画は苦手ですが

気づくとサクサク読んでしまう不思議な作品だと思います。ただ、1人で過ごしている時でないと見るのが少し気まずいかもしれません。

圧倒的世界観

ネタバレ レビューを表示する

読んで1ページ目から絵にはない香りやざわつく音、湿度までがまとわりついてくるような世界観。男女の情と業に絞ってあるのが潔く。画質が少し気になったので星よっつ。

花魁もの

花魁ものの王道であり、モヨコ節全開。
男と女の悲喜、醜さ、美しさ、生々しくもあり芸術的でもあり…
蜷川ミカが映画化していますが、同じフェチズムを感じます。ミカもモヨコも「わたしの吉原」を脳内に持っていて、表現する事を楽しんでる感じ。
遊郭もの、花魁ものが好きならぜひ。

ネタバレ レビューを表示する

花魁の厳しい世界がよくわかります。表面上は華やかな世界でも裏は地獄。折檻されて亡くなるなんて当たり前。惚れた男に騙され裏切られ、それが現実。悲しい。ラストは衝撃的ですが、身も心も自由になるにはこれしかないのかなぁ…って複雑な気持ちになりました。