【ネタバレあり】女王の花のレビューと感想（95ページ目）

ついつい読んでしまう

王道の話ではあるのですが、絵がきれいで、それぞれのキャラクターも面白くてどんどん読んでしまいます。
結果的には悲恋で終わるのかもしれないけど、本人たちが幸せな結末で終わることを祈りつつ読んでいきたいとおもいます。

30話無料につられて読み始めたが最後、あまりにもハマってしまい一気に読んでしまいました。亜姫と薄星、過酷な運命に翻弄されながらお互いに信頼し、苦難を乗り越えた先にあったものってなんなんだろう。
余りにも切なくて泣けました。

この作者さんのマンガのなかで一番好きなやつ！二の姫もよかったですが(多少関連してる)
切ない最後だけど、何となく二人が一緒になれた気がして救いも感じます。

幼い頃からの主従関係のきずなの強さが、美しいです。二人とも美男美女に成長してその主従関係に恋愛感情が混ざってなんともじれったくもキュンとしてしまう、読んでいて嫌な思いを抱かないマンガです。

中国を舞台にした身分違いの二人の恋の物語・・・初めはどうなのかなぁ？って感じで読んでいたのですが、引き込まれると言うか次々と時間を忘れ読んでしまいました。
まだ続きがありますがまた読みに戻りたいと思います。

願いが叶う時

何回読んでも涙が止まりませんでした。現代、昔でもこんな純愛と呼べば良いのか絆と呼べば良いのか迷いますがこんな想いを死ぬまで抱き続ける彼女の心の強さはどれ程素晴らしい物なのでしょうか。愛する人を失った自分の悲しみよりも民を守る為に動くしかなかった切なさと苦しみと、涙さえ人前で見せる事の出来ない立場。
気丈に振る舞う姿が余計に泣けてしまいました。
最終話でまさかこんな展開になるとは思いませんでしたが
あゝやっと幸せになれたんだ…良かったと思いました。

読めてしまう

ヒロインがここまで惹きつけられるのは珍しいです。
美しく、聡明で、でもその優しさから責任を捨てきれず、そして悲しい。
孤独の辛さを選んでしまうあたり、個人的に、ヒロイン像としては
ナウシカを彷彿としました。

同じ戦国系の女性主人公ではBASARAを思い出したのですが、
ヒロインがいつもどこか男性依存で末っ子甘えんぼ。でもちやほやされて、
健気な風を装えば周りが褒めてくれるというお膳立て全開の
ご都合主義がハッピーエンドを生み、…好きな方すみませんが冷めました。。。

この作品のヒロインは、甘えて人を責任なく動かす事をしない、
崖に爪を立て登って行くような寂しさを感じますが同じ孤独を
抱えながら隣で同じ道を辿るもう一人がいて、でも失って、でも人にすがれない。
典型的長女だなぁ…って不憫に思いました。抜群に魅力的です。

ハッピーエンドですねこれはきっと。2人が結ばれて本当に良かったし、亞も良い国になって、2人で自由なセカンドライフ！

異人で身分の違いすぎる男と一国の姫がどんなに想いあってもうまくいくわけのない時代。
姫は無知すぎてわからないのかな。
二人には恋人とは違う形でもいいのでいつまでも添い遂げてもらいたい。

なんとなく読み始めましたが、読んでいるうちに引き込まれました。時代背景や、それぞれの想いに苦しんだり、運命に翻弄されたり…せつないです。