【ネタバレあり】7SEEDSのレビューと感想（43ページ目）

壮大な話

いわゆる少女漫画のファンタジーかと思いきや、ぐいぐい引き込まれた。
家族と過ごしていたいつも通りの夜のはずが、目が覚めたら真っ黒な海に放り出され、タイムスリップでもして大昔に来たのかなと思って読んでいたが・・・おお、そう来るかと。

この作品は当時、私の従姉妹が購入していた漫画でした。その後、新刊が出る度に連絡をもらって読んでいたのですが・・・
いつの間にか疎遠になり最後まで読めていなかったのでたまたま見付けて今度は自分自身で購入して読むことが出来、懐かしく思いました。
こんな未来はあってほしくないです・・・
でもとても素晴らしい作品です！

面白い

常にハラハラで読むのに体力がいりますが、主要人物それぞれの背景や想いもしっかり書かれていて、面白いです。
個人的には、蘭さんが年上の女性である牡丹さんの存在に安心したところが響きました。あんな世界で、みんなを生かしていくのにどれだけ気を張っていたんだろうかと。

長い長い物語

知らない間に冷凍され、気づいたら見知らぬ仲間たちと未知の未来の世界に放り出されています。
それぞれの人間模様がわかりやすく、好きな作品です。

生き抜く力

あるひ、目覚めたらまるで原始時代にタイプスリップ！？

現代文明が失われ、野生化した動植物に囲まれた世界に放り込まれたら…

滅亡する世界に、我が子だけはせめて生き延びて欲しいと親に次世代に一人送られた孤独。
助け合う仲間がいるとはいえ、絶望しそうな中、生き抜こうとするのは本能なのでしょうか。

サバゲーがちゃちく思えるほど凄まじい迫力が伝わってきます。

ファン

田村先生の作品はほとんど読んでいます。この話はコールドスリープをされて目覚めたら、何百年後の世界、家族も知り合いもいないサバイバル生活、わたしには耐えられない世界です。

いつかそんなことが

本当に起こったとしたら、人間は生きていけるのだろうか。生き残って子孫を残せるのだろうか。本当に冷凍保存されてある日突然荒海に投げ出されるのだろうか。そして新しい命を育むことが出来るのだろうか…

壮大

壮大なスケールのお話です。
でも、全くこのような状況にならないとは断言できませんよね。
女性作者様ならではの繊細なタッチで描かれいます。
最近はパニックバイオレンスが人気ですが、こちらは読みやすいです。

大好きな作品です。田村由美さんが大好きで様々な作品を読んでいます。登場人物がみんなかわいくてかっこよくてステキです。