みんなのレビューと感想「ヒメゴト～十九歳の制服～」（ネタバレ非表示）（592ページ目）

最後が

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ハッピーエンドでかなりすっきり。
とちゅう、女の子二人がエグすぎてどうしようかと思ったけど(特に由希が気持ち悪い)、普通になってくれてよかった。

一気に読ませる！が…釈然としない点も。

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ネタバレあり。

二十歳を前にした３人のヒロイン（？）達の、過去のトラウマ や、それに根差した性癖の呪縛に右往左往しながら、各々のアイデンティティを模索する話……と、要約すればそんなところですが、何しろぐいぐいと読ませる。
先が気になって次々次話を読んでいるうちに最後まで一気に読みきってしまいました。

ヒロイン達（？）が各々に個性的で、いつの間にか好感を持てました。

が、どうにもスッキリしない点が。

１つは、一番の主役の由樹の抱える煩悶が、よくよく考えると「あまりにも普通の19歳らしい悩み」で、あとの二人の「あまりにも重く、歪んだディテール」…特に未果子の…と、天秤にはかけきれないアンバランスさを感じました。

でもその点は、だからこそ、未果子やカイトにとって“希望”であったのだと納得出来なくはない。
寧ろ、客観的に見れば非常に特異で深刻な闇を抱える彼らが“腐らず”“擦れず”、そこにすがる姿にピュアな健気さを感じてしまう。

ので、そこはOKとして……

『祥』が、最後までなんの制裁も受けずに“好い人”になってることが釈然としない。

なんでホテルに戻って加害者であるのは自分だと明かさずに逃げ切ってるの？？？
結局、カイトが被ってるのに、その後そのことに対してなんの良心の呵責も表現されていないところが赦せない。

一年後の同期生とのやり取りについても、あれで爽やかに大団円におさめようとは、詰めが甘いにも程がある。

カイトはサツジン未遂、未果子は売る春（こう表現しないとレビューさせて貰えないらしい）と、普通あんな風に同期生たちに受け入れられる訳がなく、社会的に背負うものの壁はもっと大きい筈。
本来、それだけ祥の罪は重い筈なのに。

最後の最後までぐいぐいと読み引き付けておきながら、あまりにもキレーな纏め方が一気に作品をチープで軽いものにしてしまった感が否めない。

が、イラストの美しさやキャラ設定、心理描写やストーリー展開の軽妙さには確かに読者を惹き付ける力があるので、読んでいるプロセスは楽しめる…ということで、☆3つに近い☆４つです。

素晴らしい

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大人が読んでも面白かったです。構成力が抜群。19歳しょうもないことで悩むねー、大変ねーとか思いつつ、作品としての構成力、人物像とが明確で納得いきました。ラストもスッキリ！もう少し、カイトとユキの幸せな姿も見たかったけど、19歳という主題とそれまでの伏線を含めるとあるかなと。絵もも上手くて綺麗だから、エグいとこも大丈夫てましたね

ひたすら読み進めた作品

1話終わるごとに早く次が読みたくなる、と思ってしまう進みかたが絶妙…。２日で読みきってしまった…。素晴らしい作品なのですが、翔が最悪最低男で最後もこの人にだけは納得出来なかったので星４つで

面白い

私は普段は少女漫画ばかりを読むタイプなので、
青年コミックということと、
表紙の絵があまり好みでないため
読むか悩みましたが
レビューの高さと数がすごいと思って
読んでみたら、他レビューにもありましたが
一気読みしてしまうほどの面白さでした。

吐き気がして…

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若者の持っている心の明暗や迷いは、理解できる。子どもの頃の辛い記憶があって、不安定な10代最後の日々をなんとか、昼夜の自分を変えて生きることで心の安定を図ろうとすることも…わからなくはない。

でも、毎回毎回出てくる援○交際シーン、○慰シーン…に吐き気が。
読み進めることができなくなりました。
日本の大人も若者がここまで腐ってるのかと思うと、情けない。

もっと、貴い志を持って！！
自分を大切にして！

こんな現実、悲しくなります。

一気読みしました

レビュータイトル通り、一気読みしました……

これはやばいです、超大作。
わたし自身19なので色々と共感できるところもあり…
こんな良い意味でドロッドロな作品は今まで出会ったことがないです。

ストーリーが本当に素晴らしく絡み合ってて1度読んだらやめられません。次々ページをめくりたくなってどんどん課金してしまいます（笑）

個人的にはカイトが大好きでしょうがないです……

騙されたと思ってぜひとも読んでみて頂きたいです！！

ストーリーに引き込まれた

最初の3話タイトル通り、少女達のひめごとをオムニバスで描くのかと思いきや、なんという絡みの濃さ。

要所要所での登場人物たちの邂逅や
性格や癖の違いからくる意外な行動や思考がとても新鮮でラストまで目が離せませんでした。

加えて性描写の表現が秀逸でした。画力も勿論ですが、それ以上に文学的な演出がストーリーにがっちりと噛み合っており気持ちが良かったです。こんな多幸感は他作品ではまず味わえないと思います。

騙されたと思って是非読んでほしい作品です。

一気に読まなきゃ気が済まない！

初めてレビューを書きます。
広告で気になって、他の方が言う通り良い意味で期待外れ。
課金して全話一気読みしてしまいました。
途中入り込みすぎて、苦しくて読むのを止めてしまおうかと思いましが。
誰も幸せになれないのではないかと…。
でも最後まで読み切って良かった。
こんな清涼感は久しぶりでした。
未果子も由樹もカイトも、みんな好き！

ストーリーに泣いた

広告を見て軽く読むつもりが、素晴らしいストーリーに引き込まれました。
青春における生と性を、圧倒的な画力で描ききっています。
エロシーンも、単なるエロではなく、文学的に必要な性描写です。
また、登場人物が抱える闇を少しずつ覗いていくうちに、全員が救われるよう祈るようになります（特に未果子ちゃん…頑張って生きてきたんだから、幸せにならなくちゃ駄目！！と無事おばちゃんになれた人間として応援…）。
最後…感動で泣きました。
賞を獲った文学作品レベルの読後感です。
読まないのは勿体なさ過ぎかと思います