花男
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- 作家
- ジャンル
- 青年漫画
- 出版社
- 小学館
- レーベル
- ビッグコミック・スピリッツ
- 配信話数
- 全40話完結(45~49pt)
- タグ
あらすじ
ク-ルで常識的、成績優秀な小学3年生の茂雄は母親とふたり暮らし。夏休みを迎え、さあ、これから塾だ、がんばるぞ!というその時、母の花織から、夏休みの間、父のもとに行って暮らすようにと言われたからびっくり。何といっても父は、プロ野球の選手になるといって家を飛びだし、30歳となった今もその夢を追い続けている「夢追い人」なのだった。父との生活が始まった。だが、生活はのっけから花男のペ-ス。茂雄は、朝4時からジョギングに、昼は散歩にと付き合わされ、ふりまわされるばかりだ。だが案内された父の暮らす街は、海のあるのどかな街だった。毎日毎日、花男にひっかきまわされて思い通りに勉強ができない茂雄。だが、バイクに乗ったり、カブト虫やザリガニを取りに行ったり…と、花男は、茂雄の知らなかった世界を見せてくれるのだった。そして、夏休み最後の日、母の花織がこの街にやってきた。
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みんなのレビュー
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野球少年の恒久的な夢と親子関係
野球ってスポーツが夢の様な対象であった世代のお話しですね。
ミスターとワンちゃんと聴いてピンと来る人は多分はまります。
私はドンピシャなので一気に読みました。
所謂社会的に困った部類の人種ながら野球の才に奇跡の様に恵まれ周囲の人々にそっと助けられながらも夢を追い続ける父、小学校や周囲からは秀才と認められ自身もそう認識しているシニカルな息子、そして夢を持ち続ける夫を頑なに信じ愛情を持ちつつも離れて暮らす母。
キャラクターが本当に良い。
母は小津映画に出て来るヒロインの様だし、父は日常はどうしようもない悪たれ(だが憎めない)で暫し騒動も起こすのだが一度バットを握ると宇宙のはて、エジプトの砂漠までぶっぱなす神の様なバッティングを見せる(個人的には清原的だなと)強打者(但しプロはおろかアマにも属していない)そして息子がとても良い。
一見父を見下し、そんな父を思い続ける母に困惑しながらも、母の言い付けに従い一夏だけ離れて暮らしていた父の下で暮らす 。
端からバカにする、父を名前で呼び捨てる、罵詈雑言のオンパレード。
でも、本当は父さん大好き。
白球を空に打ち上げるただそれだけなのに、格好良いなあ。
そんな本音が時折覗けて堪りません。
ただ、これだけ世界観が昭和の香り満載なのに舞台が平成なのが納得行かない(笑)
野球と言う夢が輝いていた頃を懐かしむ事が出来る優れた漫画です。by grass- 2
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5.0
現代のおとぎ話のような…
好みはあるかと思いますが、絵のダイナミックさは魅力的で、まるで現代のおとぎ話を読んでいるかのような面白さです。
セリフのひとつひとつもカッコイイ。
花男との関わりで、シゲオにも変化があり
シゲオとの関わりで花男にも変化が訪れ…とても素敵です
そして、それはお母さんの思うつぼのような(笑)
花男がただの変わり者じゃなくて、ちゃんと実力のある選手だったことは衝撃的だったなぁby キバラ- 0
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5.0
心が
松本大洋先生の作品はどれも大好きですが、この作品が1番好きです。現在の絵以上に独特な雰囲気があり、好き嫌いが分かれるかもしれません。でも、この夢のあるお話。そして、親子のほんの少しシビアででもとっても温かい物語を是非読んで欲しいです。シゲオの心の変化と、どこまでも純粋な花男に心が洗われます。
by 匿名希望- 0
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5.0
うらやましい
人間だれしも、「自由」に何物にも縛られずに生きたいと思うはず。
作者のその思いが今作品を生み出したのだと思います。
たしかに、どこにでも居た様な見た事あるような主人公。
鼻つまみ者なのか? 嫌われ者なのか? 笑われ者なのか?
自分の姿なのかも? いろいろと考えさせられます。by まるまるho- 0
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4.0
案外読みやすい
絵柄が松本太洋の独特の絵だし、野球好きか長嶋世代でないととっつきにくい話なのかなー?と思ったんですが、割りと読みやすい。少しずつ溶け合う親子関係がとても爽やか。終盤、海辺の道で父のバイクを後ろから押すシゲオが初めて見せる優しい表情、初めて読んだのは10年以上前ですが今でも心に残るシーンです。
by もうすぐ仕事- 0
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