4.0
なかなか面白い
絵画が好きで美術鑑賞が趣味なので、友人に勧められて読んでみたのですが、ありえない設定とはいえなかなか面白かったです。
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絵画が好きで美術鑑賞が趣味なので、友人に勧められて読んでみたのですが、ありえない設定とはいえなかなか面白かったです。
フランス映画にでもありそうな、お洒落で大人なストーリー。フジタはヒーローではなく、ダークな面も熟知しており、時に自ら行使する事もあるが、人間的な豊かさを持っていて魅力的。良作だと思います。
昔読んで好きだった記憶があり、また読み始めました。美術好きでもそうでない人でも、読みやすく楽しめると思います。
かなり前に 読んだ気がする、とても懐かしような作品でした。
いろいろな 豆知識があっつて面白いと思います。
藤田は鑑定の確かな目と、技術を持っているにもかかわらず、ひどく評判が悪い。フェイクばかりの画廊を営んでいる。彼に持ち込まれる仕事はなかなか厄介。信頼できる助手とかたずけていく。
でも、面白い。沈着冷静な藤田と賑やかで可愛いサラちゃんとのコントラストが良いですね。たまに見せるヒール藤田も素敵です。ミステリ短編集で見やすいです。
アニメで見たことあります。「美味しんぼ」の美術版かなぁなんて、そのときは思いましたが、漫画は雰囲気違いますね。
毎回、さまざまな美術品の贋作がでてきて、その美術品の詳しい解説があり、その美術品への愛、情熱が感じられます。
偽物でも本物でも値段とあまり関係ないような気がする。
払いたい人が払いたいだけ払って、好きなものを見るためにそばに置く
芸術なんてそんなものかもしれない。
金のために作品を使うのは馬鹿らしい。
主人公の絵を売りさばくやり方は、時に荒々しい感じだが、美術品を定める目とスキルが一流。
でも、心からその絵の良さを理解出来る人にしか本物の絵を売らない姿勢が魅力的。