おしゃべりなアマデウス(10)
あらすじ
有名な音楽家だった里緒(りお)の両親は、里緒が幼い頃に交通事故で死んでしまった。母の親友・緒方実穂子に引き取られた里緒。実穂子の息子・羽宗(うそう)を兄のように慕い、共にバイオリンを学んで育った。時は流れ、里緒は中学3年生。進学を前に自分の才能に見切りをつけ、音楽の道を断念しようとする。そこへアメリカ留学を終えた羽宗が帰国してきた。天才バイオリニストとして注目されている羽宗は、里緒が普通高校に進学するという話を聞いて、怒りをあらわにする。彼は里緒のバイオリンの才能を見抜いていたのだ。羽宗のために音楽学校を
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