ソラニン

あらすじ

種田の言葉に勇気を与えられ、会社を辞めた芽衣子。そして、そんな芽衣子の言葉に突き動かされ、本気でバント活動を始める種田。空虚だが熱く、悩みながらも前向きに生きようとするふたりの行方にあるものは…!?

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    揺さぶられる

    浅野いにおという作者は、若者の漠然とした不安感みたいなものを描くのがとても上手い。
    その不安感が、時代を反映したものなのか、若者に普遍的なものなのか、個人の問題なのかは、わからない。
    でも、彼らの気持ちは、すごくわかる。

    たとえば、ゆるい幸せがだらっと続くこと、それで満ち足りている気がするんだけど、これでいいんだ、って気もするんだけど、心のどこかでは「本当にこれでいいのかな」って迷いが、「自由」とかいう不確かな魔物の囁きが消えなくて、何かになれる気もして、何にもなれない気もして、何にもなりたくない気もして、だいたい、このゆるい幸せだって、いつ消えるともしれなくて、いつか不意にソラニンみたいな悪い芽が出て、さよならが来るかもしれないじゃん。

    そういう不安感は、彼らのものでもあり、私のものでもあった。
    かつては、という話だ。
    私はいつの頃からか、自然にその場所を抜け出し、ゆるい幸せを守るために生きることを迷わなくなった。
    けれど、かつての思いの名残りみたいなものは、今でも私の中で、ライブハウスの残響のように微かに鳴っていて、それをこの漫画にどうしようもないくらいに揺さぶられた。

    読んだときも、ちょっと泣いた。
    が、翌日、仕事に向かう車の中で、アジアンカンフージェネレーションの「ソラニン」を聴きながらこの漫画のことを思い出して、涙が止まらなかった。
    そんな漫画って、ちょっと凄いな、と思った。

    by roka
    • 10
  2. 評価:4.000 4.0

    いつのまにか種田より年上になってた

    高校生だが、大学生だかの時に読んで20代ってこんな感じなのかな。とか思ってた。
    フリーターしてバンドしてみたいな世界があんのかな。とか思ってた。
    でも、20代越えても「うおーギター弾きてー」って情熱溢れる種田はすげえよ。
    どこかリアルで、純粋な世界観みたいなのが直視できなくて途中で読むの辞めた。
    それくらい良い漫画です。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    音はないけど音楽

    ざっくり言ったら青春群像、成長物語、なんでしようが、登場人物のあれやこれやが全て音楽の音の粒立ちのようにひびいてて、非常に良かったです。マンガに音はないけれど、絵や言葉やコマ割りが、ハーモニーになるんだってわかりました.音がないだけにそれらの音には邪魔が入らず、作者、天才か?と思いました。

    • 0
  4. 評価:2.000 2.0

    おやすみプンプン読んでから、この作品を読みました。
    きっと出会う順番が逆だったかもしれません。
    良い作品だとは思います。
    ですが、プンプン好きには、足りません。
    先生、ファンの方には申し訳無いですが、プンプン好きな私には、物足りません。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    何故か胸が熱くなる

    ネタバレ レビューを表示する

    不安や葛藤、挫折の物語のはずなのに、種田のライブ、ビリーが芽衣子を迎えに行って種田を思いながら声を押し殺して泣くところ、芽衣子のライブ、胸が詰まる感じで読み返してしまいます。

    by saur
    • 0

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