みんなのレビューと感想「ソラニン」(ネタバレ非表示)(5ページ目)
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揺さぶられる
浅野いにおという作者は、若者の漠然とした不安感みたいなものを描くのがとても上手い。
その不安感が、時代を反映したものなのか、若者に普遍的なものなのか、個人の問題なのかは、わからない。
でも、彼らの気持ちは、すごくわかる。
たとえば、ゆるい幸せがだらっと続くこと、それで満ち足りている気がするんだけど、これでいいんだ、って気もするんだけど、心のどこかでは「本当にこれでいいのかな」って迷いが、「自由」とかいう不確かな魔物の囁きが消えなくて、何かになれる気もして、何にもなれない気もして、何にもなりたくない気もして、だいたい、このゆるい幸せだって、いつ消えるともしれなくて、いつか不意にソラニンみたいな悪い芽が出て、さよならが来るかもしれないじゃん。
そういう不安感は、彼らのものでもあり、私のものでもあった。
かつては、という話だ。
私はいつの頃からか、自然にその場所を抜け出し、ゆるい幸せを守るために生きることを迷わなくなった。
けれど、かつての思いの名残りみたいなものは、今でも私の中で、ライブハウスの残響のように微かに鳴っていて、それをこの漫画にどうしようもないくらいに揺さぶられた。
読んだときも、ちょっと泣いた。
が、翌日、仕事に向かう車の中で、アジアンカンフージェネレーションの「ソラニン」を聴きながらこの漫画のことを思い出して、涙が止まらなかった。
そんな漫画って、ちょっと凄いな、と思った。by roka- 10
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5.0
大好きな作品です
自分の将来への悩みや不安、きっと誰でも経験のある痛みに共感すると思います。まだ幼かった頃の自分を思い出し、どこか懐かしく、心あたたまる作品。涙なしでは読めません。
by 匿名希望- 0
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5.0
曲もぜひ!!
アジカンの曲、ソラニンからハマった派です。
みんないろんな人生があって、さよならもあって、きっと誰かや何かを思い出してしまう。読む人によって考えることも違ってくる漫画ではないでしょうか。
ちなみにアジカンのソラニン、歌詞は作者のいにおさんが書いてます。by 匿名希望- 0
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4.0
立場によって想いが変わる作品
何度も読んだことのある作品ですが、いつでも読めるようにと購入。
何度読んでも、毎度毎度メイの気持ちと種田の気持ち、どちらもを考えてしまう良い作品だと思います。
また、男女、友人、家族など色々な立場で読んだ後に想いが変わる作品ではないかなぁと。by 匿名希望- 1
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5.0
夏に読みたい作品
大好きな作品の1つ
なんども読んでいるけど
いつでも見れるようにネットでも購入
自分もメイの立場だったら
タネは自分と、別れたがってたのだろうか
と思ってしまった
何度もよんで
映画もみて
ああ
違うんだなってようやくわかった気がした
さよなら
そらもいいさ
どこかで元気でやれよ
さよなら
僕もどうにかやるさ
さよなら
そうするよ
是非
アジアンのソラニンをバックミュージックで読んでほしいby 匿名希望- 2
5.0