ハクバノ王子サマ
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あらすじ
あまりにも忙しい会社員生活に嫌気がさして教師に転職、女子高に赴任した小津晃太朗。コドモに見える女子高生に関心のない彼は、入学式の挨拶で「年下興味ナシ!!」とキッパリ宣言。さらに副担任を受け持つクラスのHRで、生徒から「7歳上の原先生は興味あるのか」と質問された晃太朗は、先輩女教師である多香子を食事に誘ってしまい…。
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みんなのレビュー
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婚約者のカオリちゃん、留学を途中で辞めて帰ってくるなんて、その程度の志望?しかも彼が浮気してるかもと気付いたら即帰ってくるなんて。カオリちゃんはほんとに小津先生が“好き”だからでしょうけど、それは本当の愛ではなくて自分に向けた自分への愛ですね(所有欲)。今村君が言ってるように、自分は好きなこと(留学)するけど、浮気せずに待っておいて、なんて小津先生の気持ちを鎖に繋いだつもりだったでしょうけど、人の心なんて変わりますよ。まして彼女がそういう程度の女性なら。
私にはまだ少女の様な恋愛してるカオリちゃんより、自立した女性としての魅力があった(陰がある)原先生に小津先生は心惹かれてしまったんだなと思いました。確かに小津先生がハッキリしないせいでカオリちゃんとその家族や周りの人達を傷付けた事になってしまったが、それだけまだ小津先生は若いんでしょう。。
小津先生も原先生との桜が吹雪く廊下でのシーンで、もう無意識にもカオリちゃんから心離れてたんでしょうね。(それが象徴的なシーンではないかな?と思う)
無料分を読んでみて、一気に完結まで読んでしまいました。高校生から不倫する既婚者、独身者や20代30代の全ての登場人物の年齢の幅もあり性別において心の描写がされていてなかなか良い漫画だと思いました。by チミチュリ- 203
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5.0
広告に誘われ思うツボ読み
無料分から読み始め、続きが気になってドキドキしてニヤニヤしてもどかしくてイライラしてキュンキュンしてハァハァして…一気に課金して全部読んでしまった…完全に経営側の思うツボです。
とにかく原先生がイイ!で、カオリは幼いわ。あれだけ結婚結婚言われたら男は引くよ。一年待てと言われても、そりゃ25歳の男が女子校に行くだけで浮気されても仕方ないと思わなきゃ。そのうえ同僚に原先生みたいなエロかっこいい大人の女がいたら、そりゃ気持ちがそっちいっちゃうよね。カオリに関しては今村くんの言う通りだと思う。
昔から遠くの親類より近くの他人ていうくらいで、大事な人と物理的に離れたら、次第に心も離れてしまっても仕方がない。
ただ、ほんとコータロー最低。これも今村くんの言う通り。
浮気とか不倫てこうやって始まるんだと知った次第です。男はズルいな、やっぱ。
とにかく心理的な描写がリアルですごい。登場人物それぞれの深い気持ちが伝わってくる良い漫画だった。by だってちゃ- 108
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5.0
乗り換える男の子の気持ちが良く分かる
同年の留学中の婚約者がいる脱サラして女子高の先生になった主人公が、職場の七つ上の独身の女教師が段々気になって、、、
アラサー女教師の独り身の寂しさや恋心、家族や婚約者が居ても、気になる女性が他の男に捕られそうになると、沸き上がる独占欲。
一線を越えるの?堪えるの?の心理的描写が凄くリアルだった。
なんだか、彼女居ても乗り換える男って居るじゃないですか、そういう男の人の気持ちってこうなんだろうなー😥と手に取るように分かりました。
逆手にとれば、略奪の指南になり得るかも?
絵柄がモサモサしているせいも手伝って、湿っぽいジメっとした感じが良く伝わってきた。
by どっこらしょ- 83
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5.0
主要登場人物ほぼ全員が、揃いも揃って、「職業人としては素晴らしいし、友人に対しても誠実だけれど、恋愛に関しては不誠実で嘘つきなロクデナシ」。でもある意味、世間体や人情でがんじからめになった結果の不誠実さでもある。それを打ち破って、自分の正直な気持ちと本当に好きな人を最優先するためには、周囲の人を傷つけてしまう。
そういう、人間の心の幼さや残酷さ、幼さも含めて、「恋をしている人はいじらしい」と思わせてくれる作品。
恋愛のむずかしさ、残酷さ、社会人や家庭人として立派に生きている人の内面にも密かにある拙さ、そういうネガティブな要素がていねいに描かれていて、よかった。
唯一、最初から最後まで誠実なキャラクターの江川さん。彼はこの作品中「正直者が馬鹿を見る」「主人公にはなれない」の具象みたいな存在だけれど、現実世界でもそういうことはままある。現実世界の、彼のような人が幸せになるといいなと思う。by 匿名希望- 71
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5.0
終始リアル
なんか、世の中に絶対本当にあるような内容。
黒澤っちはキライだったけど(苦笑)、最終話はその黒澤っちだからこそ深い意味を持つ言葉もあったりして、なんか色々考えさせられました。
カオリとけじめをつけるあたりの孝太郎のグダグダさには、少なからず不快感を持つ人もいるだろうなぁと思います。
でも、自分が男性で、孝太郎と同じ状況なら、同じ事をしてしまうのかもしれないなぁと、絶妙なズルさや未練や踏み切れなさ等あらゆる感情が読み取れて、このマンガ・孝太郎の性格なら、やはりこのストーリーが正解なのかな…と、モヤモヤとしっくりが混じる不思議な気持ちになりました。
私事ですが、夫と籍を入れる一ヶ月前に、母と離婚後、疎遠になっていた父が他界し、疎遠だったからこそ後々なんとか気持ちの整理をつけることができましたが、夫がお葬式の前日に友達との飲み会で潰れて、出棺も何もかも葬儀が終わって夜になってからやっと連絡が来た経験があり、内容はかなり違いますが、私も人生の一度しかない重要な日にすっぽかされたので、カオリの方がまだ早い段階での別れだったから良かったじゃん!!とか、めちゃくちゃカオリに感情移入できたし
孝太郎とタカコが、自然に気持ちが寄り添っていった経緯も、お互いの感情の葛藤も見てるから、カオリもかわいそうだし、でも端から見て孝太郎とタカコのカップルの方が相性は良さそうだし、悔しい気持ちと応援とが入り交じったなんとも言えない気持ちで読み終わりました!!
結論。全ての登場人物に感情移入させられる作者はすごい。
最後で賛否両論分かれてしまうかもしれないけど、間違いなく名作です。
あなたのポイント、無駄にはしませんので、安心して購入して下さい!by ゆったみん- 45
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