みんなのレビューと感想「砂時計」(ネタバレ非表示)(13ページ目)

- タップ
- スクロール
みんなの評価
レビューを書く
Loading
-
5.0
このような形で書きたくありませんでしたが
書かずにはいられませんでした。
私がこの作品と出会った頃、私も大切な家族を亡くしたタイミングでした。それは止められない運命だったのかもしれないけど、それでも歯を食いしばっていないと生きられない程、本当に辛かった。10円ハゲができて杏と同じく生理も止まりました。
ましてや、助けられたのかもしれない、自分のせいかもしれない、残された人にそんな呪のような後悔が残るような自死での別れを多感な時期に経験した杏。どれだけ辛かった事か… 当時も涙が溢れて止まりませんでした。今でも読み返すと嗚咽しそうになります。
漫画にこんなに感情移入するなんて、自分でも驚きです。
そんな、「大切な人に先に逝かれてしまった人の絶望・悲劇」を熟知されている方が… と、現実はなかなか受け入れがたく残念でなりませんが、芦原先生にしかわからない理由がおありなのでしょう。ごめんなさい、どんな理由でも悔しくて悲しくて今は納得はできないです。
私が個人的に感じているのは
芦原先生の作品は絵も魅力的なんですが、何よりも心理描写や生き様の描き方が秀逸。「Peace」の作品もそうですが、ちょっと現実離れしているような設定でも、そこに生きる登場人物がリアルで人間味が溢れていて、繊細で強く、共感できたり好感を持てたり… が自然にできる。いつも台詞の意味を反芻してしまう。言葉のチョイスに胸を掴まれる。無言の視線に隠された登場人物の感情が聞こえてしまう。本当にこれは類い稀なる才能だと確信しています。
最後に…
あの時、私は確かにこの作品に救われました。杏の生き様に力をもらいました。
きっと同じような方が沢山いらっしゃると思いますし、これからも増え続ける事と思います。
本当に本当にありがとうございました。
乱文を大変失礼しました。
心よりご冥福をお祈り致します。by どきんやん-
8
-
-
5.0
繊細な描写
作者の方が亡くなられてから読み始めました。
繊細な描写が美しく、胸が苦しくなる場面がたくさんあります。
それぞれが自分の人生にひたむきに向き合い、もがきながら、時には大切な誰かとぶつかりながら、しっかり歩んでいく物語。
尊い才能が失われてしまったこと、残念でなりません。by グラマラス-
6
-
-
5.0
単行本を全巻持っています。何回も読んで結末も分かってるけど何度見ても飽きないお話です。
多感な時期に辛い思いをした杏だけど大悟や藤くん、椎香の存在が杏を支えてくれました。
色んな出会いと別れを経験した杏に最後は最高のハッピーエンドを迎えられてよかったです。by kinako☆☆-
0
-
-
5.0
泣けてきます
大人になってから読んでも、当時の気持ちが鮮明によみがえる素敵な作品です。
色々なことがあってからのラストに泣けてきます。
こんなに素晴らしい作品を世に送り出してくれてありがとうございます✨by 馬クン-
0
-
-
5.0
懐かしい
めちゃめちゃ読んでた。私はこの漫画の登場人物の誰とも感覚が違うから途中からなかなか理解出来なかったけど繊細な人間模様って感じだったなぁ。
by こざかな1234567-
0
-
-
5.0
心をとらわれる作品です
実在の場所や地名が登場するので
何だかリアルで。
こんなにも、愛すること、死を選ぶということ、
母の愛、家族の愛、愛情があるからこその苦しみが重くのしかかってくる漫画を知りません。
10巻という中で物凄い重さと熱量で、
胸がギュッとなりながら読みました。
わたしは、愛する勇気について考えさせられました。
ラスト、もうどうなるんだろう? どうなるんだろう⁇ の連続で…2人が結ばれる結末には、
重みとともにあたたかさでいっぱいになりました。
覚悟を感じる作品。
リアルタイムで出会ってみたかったです。by カコ-
7
-
-
5.0
宝物
私の青春時代と共に過ごした作品です。歳を重ねても時々読み返したくなります。登場人物みんないい人。人それぞれ色々な悩みを抱えながら生きている、杏がずっと笑顔なれますように。
by オムスビ-
1
-
-
5.0
ただ、悲しい。
こんなに人の気持ちを大切に描く先生だったのに、残念という言葉では言い表せないくらい哀しい。人の醜い所も温かい所も丁寧に教えてくれる存在でした。
by せいろ-
2
-
-
5.0
せつない
芦原先生、ご親族、関係者の皆様お悔やみ申し上げます。なんと繊細な心に響くお話をお書きになる方かとつくづく思います。実に痛ましい。ご冥福をお祈りいたします。
by gero-
3
-
-
5.0
懐かしくて…
昔読んだことがありましたが、めちゃコミで見つけ懐かしくて読み返しました。
当時の記憶がよみがえるとともに、また当時とは違った新鮮な感覚もありました。
いつの時代に読んでもグッと来るものがあり、
引き込まれます。
素敵な作品をありがとうございます。by ゆき匿名希望-
2
-