龍-RON- 36巻
あらすじ
▼第1話/玉響の命▼第2話/帰らざる者ども▼第3話/臨時便▼第4話/臨検▼第5話/流賊▼第6話/人販子▼第7話/糞土▼第8話/抜擢▼第9話/雲を掴む子●主な登場人物/押小路龍(押小路男爵家の長男。父・一磨殺害の嫌疑をかけられ、国外逃亡を企てるも上海沖で遭難。なんとか一命を取り留め、現在は中国で李龍と名乗る)、田鶴てい(押小路家の元・奉公人で、龍と恋に落ちる。日本を代表する人気女優となり、満州で龍との再会を経て結婚。長女・和華を出産)、文龍(龍を兄のように慕う青年。小説家志望)●あらすじ/新京の満映社宅・田鶴邸。そこには、久々の帰宅で娘・和華と再会した龍の姿があった。赤ン坊の時に会って以来写真でしか龍を知らない和華であったが、そこはやはり親子。打ち解けるのにそれほどの時間はかからなかった。束の間の一家団らんの時を過ごしていた龍であったが…(第1話)。▼関東軍司令本部で、戦死した弟の遺骨を引き取ったてい。しかし彼女は日本へ帰る飛行機も用意されているというのに、満州に残ることを決めた。そのことに驚いて呼び出した満映撮影所の理事・甘粕にも、ていは「日本へ帰らず満州で新作映画を撮る」と固い決意を打ち明ける(第2話)。●本巻の特徴/満州の実力者・甘粕の密命で、皇帝の秘宝を追う龍はハルピンへと赴くことに。一方、ていも弟・孝吉が戦死したとの知らせを受け「誰もが死と隣り合わせで戦っている…」との想いから、“映画“という戦場で戦うことを決意する。
この巻の収録話
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