龍-RON- 16巻
あらすじ
▼第1話/“無“の心▼第2話/中国人の面子(メンツ)▼第3話/仲裁役▼第4話/奪った魂▼第5話/ある依頼▼第6話/危機一髪!?▼第7話/北京休日 その1▼第8話/北京休日 その2 ●登場人物/押小路龍(押小路男爵の息子。剣の道を極めるため、武専に入学するも中退。現在は押小路財閥の総師代行)、田鶴てい(元押小路家の使用人。龍の婚約者だが、今は女優の道へ)、曹徳豊(中国からの留学生。龍の部下)、鳳花(フォンホア。京劇の女形。龍に興味を持ち、近づく) ●あらすじ/小田安次郎監督の映画『息子よ』の杉子役をもらったてい。ていは、2年ぶりの主演となるこの映画に、全身全霊を傾けていた。だが監督は、何度も何度もテストをくりかえし、なかなかOKを出さない。「監督がテストを繰り返すのは、自分がヘタだからだ」と思うていに、監督は「演技を工夫してしまうからだ」と言う。そして、自分を無にして演じることをアドバイスした(第1話)。▼龍が満州(※)を訪問して2週間が経ち、中国人の対日感情が気になり始めていた。このことを部下の曹に尋ねたところ、曹は、「国家主権を日本が握っていることに関しては良い感情を持っていない」と正直に答えた。この言葉を聞いた龍は、中国人たちの街、城内を見て回ることにした(第2話)。 ●本巻の特徴/第16巻では、龍は京劇の女形・鳳花(フォンホア)に出会う。初めて会ったはずであるのに、不思議な胸騒ぎを覚える龍。そして鳳花は、龍に興味を持ち、何かと親切にするのであるが…… ●その他の登場キャラクター/甘粕正彦(第5、6話)、溥儀(第5、6話) ※満州とは現在の中国東北部で、かつて日本が一方的にとり決めた傀儡国家の呼称。
この巻の収録話
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