【ネタバレあり】さんさん録のレビューと感想

淡々と

日常が描かれています。妻に先立たれた初老の男性。家族との繋がりや亡くなった奥さんが自分がいなくなった後旦那さんが困らないようにと綴ったノート。奥さんの旦那さんへ込められた想い、これまでちゃんと接してこなかった家族との繋がり、そして昆虫好きの孫とのほのぼのエピソードは特に好きです。

絵が

個人的には絵がすこし苦手な感じでした。昭和感があると言うか、味があると言えば味がある。そんな感じの漫画です。

おもしろくてほっこりする❗️

亡き妻の備忘録を元に、息子夫婦と孫と暮らす参さん。慣れない家事も備忘録を開いては果敢に挑戦していきます。
昆虫大好きで目付きの悪いお孫ちゃん、どうしてこんなに個性的なのかわかりませんが、そこら辺も読者の期待をいいほうに裏切ってくれます。最後の一コマの落ちがだんだんクセになって、声をあげて笑っちゃうことも(笑)
仙川さんとの関係も気になり過ぎてついつい課金してしまう～
でも読みごたえがあるから、紙で買ってもいいかも。と思うくらいに気に入ってます！

もっと堅物かと

堅物で気難しいお爺さんかと思いきや、以外と色々気を使っている。息子も父親を邪険に扱うかと思いきや、意外と仲が良い。子供のキャラクターがイマイチまだ掴めないけど、こういう奥さんだと家庭は円満なのかな。私も気を付けなくては。こんな朗らかな女性に憧れます。

亡き奥さんの愛がつまった『記録』。
このくだりだけでもう泣ける。
そして、私も枯れ専だからかもしれないけれど、男やもめのさんさんが可愛すぎる。
私は健康に自信がなく、多分夫を遺していくだろうから、記録を書いておこうと思う。

妻に先立たれた旦那の居場所は？

妻に先立たれた旦那さん。定年退職後の年齢です趣味もなく、息子夫婦と孫との同居生活、自分の居場所やコミュニケーションの取り方に困ってしまいます。

昭和のお父さん

仕事しかなく家庭の事は全て妻任せの昭和のお父さん。
不器用な夫を深く理解して支えて来た妻の残したノート、夫が困るであろうアドバイスや情報に愛を感じました。
昔は亭主関白でも仕事人間でも、夫は仕事をして家庭を守るものというしっかりとした基盤があったけれど、新しい時代の私達はどんな夫婦愛を築いて行けばよいのか考えさせられました。