5.0
家族との関わりや生活に無頓着な初老の男が
死んだ妻の残した記録を頼りに、家族や人との関わりを身につけて行く。こうの先生の作品は、胸を締め付けるような生きることの切なさを柔らかく受け止めて包み込むような慈しみに満ちている。
登場人物はシンプルな線で素朴に描かれているが、いきいきと泣き笑い憤り、はっとするような色気を感じてしまい、惚れてしまう。
大人のための漫画です。
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死んだ妻の残した記録を頼りに、家族や人との関わりを身につけて行く。こうの先生の作品は、胸を締め付けるような生きることの切なさを柔らかく受け止めて包み込むような慈しみに満ちている。
登場人物はシンプルな線で素朴に描かれているが、いきいきと泣き笑い憤り、はっとするような色気を感じてしまい、惚れてしまう。
大人のための漫画です。
妻に先立たれた老人が、ひょんなことから主夫をすることになった。
頼りは妻が残してくれたノートだけ・・・。
地味な話ですがジワジワくるモノがあります。
淡々と、かけがえの無い日常・・・この作者のこの手の話は素晴らしいものがあります。
オススメ。
ほっこり、ほのぼのな日常をつづっています。吹き出しがない、絵だけのコマも心情がよく現れていて、細かい描写なども面白かったりします。派手なストーリー展開はないけども、ついつい読み進めてしまいます(笑)
1話読むためのポイントが30ポイントなのも良心的(?)でうれしいところです。
まだまだ読破までの道は遠いですが、全部読みたいと思います。
こうの史代さんの作品はほとんど読んでいます。
日常の小さな出来事をユーモラスに愛情たっぷりに描く事にこうの史代さんの右に出る人はいないと思っています。
この本は主人公は奥さんに先立たれたおじいさんが 息子家族と暮らすことになった話です。
何回読んでもこの人の孫になりたいと心から思ってしまいます。
ホント優しい気持ちになります。
妻が亡くなり一人暮らしの男性が長男家族と暮らしはじめる、私なら断るなあと思いながら読んでいると妻の残した生活ノートを参考に、とまどいながらの生活がコミカルで孫の乃菜ちゃんを巻き込み、仲良しになっていきました、まるで今の生活を予知してたように綴られているねに感服しました、同じようにノートを残しても夫は使ってくれるだろうか。
堅物で気難しいお爺さんかと思いきや、以外と色々気を使っている。息子も父親を邪険に扱うかと思いきや、意外と仲が良い。子供のキャラクターがイマイチまだ掴めないけど、こういう奥さんだと家庭は円満なのかな。私も気を付けなくては。こんな朗らかな女性に憧れます。
亡き奥さんの愛がつまった『記録』。
このくだりだけでもう泣ける。
そして、私も枯れ専だからかもしれないけれど、男やもめのさんさんが可愛すぎる。
私は健康に自信がなく、多分夫を遺していくだろうから、記録を書いておこうと思う。
最愛の妻を亡くし息子夫婦と暮らすことになった参平。妻の遺した家族ノートには参平への思いを綴った「参さん録」のページが。掃除の仕方から息子・嫁・孫への接し方まで全てを記したノートが参平を助けてくれるのでした。
心温まる日常の1ページを覗いたような気分になります。
さんさんとお孫さんがお茶目で可愛いです。遺された者のためにしておいてあげられること、どんな些細なことでもこういったこと大事なんだなぁと考えさせられました。
こうのさんの作品ならではの、なんとも言えない読後の幸せ感。昔おばあちゃんちで食べた、甘く煮たふきのとうとお豆腐の味噌汁とおうどんを思い出すような、ノスタルジックな気持ちになります。