みんなのレビューと感想「まんがグリム童話 紅艶 中国妖女絵巻」（ネタバレ非表示）（3ページ目）

何かスゴイですね。

話の内容が結構な衝撃ですね。
舞台になってる時代なら本当に有りそうだから怖い。変なホラー作品よりもある意味怖いです。

中国故事の話や、日本の古典をもとにした話が多いです。
女性に対する扱いが酷いものもあり、もやもやすることもありますが、そういう時代だったのかと納得もします。

中国の昔話といえばやっぱりあつ子先生の作品が一番ですね。
凶宅は漫画なのにまるで映画を観ているような気分にさせてくれる作品でした。
場面や建物の描写、全てにおいてコマ割りが素晴らしかったです。

内容が好き

3人の娘のうち、1人だけがお父様のために花嫁候補に。その妹を妬み、妹を殺して自分がお屋敷に住もうとした姉が殺されたというお話ですが、現実にも幸せな人を妬み、その人から奪うが、結局は幸せになれなかったということですねよ。

グリム童話がベースですが、舞台は全て昔の中国。作者の中国に対する知識に驚かされます。勧善懲悪が多いのですが、最後の話は善意が報われず、なんとも言えない後味。
まさに残酷な童話、という感じでした。

この作家さんが大好きです。
中国などの昔の文化も学べ、もっと作品数を増やして欲しいです

大欲は無欲

欲を持つことは大切なことだと思いますが、私欲ばかりの大欲は無欲と同じく皆を不幸にすること。皆を笑顔にする優しい気持ちが大切だと改めて感じる内容です。

面白い

絵が綺麗で、無駄な描写が無く、純粋にストーリーを楽しめます。
アレンジがとても素晴らしく、楽しくサクサク読めます。

美女が…

本当に美女です。
日頃から見た目だけでなく生き方、考え方も美しいので不幸中の幸いが必ずあるのかな。
お話もテンポ良く痛快。
勿体ぶらずにサクサク進むので読んでいて気持ち良いです。