みんなのレビューと感想「11人いる!」(ネタバレ非表示)
- 完結
- ページ
- 作家
- 配信巻数
- 全1巻完結
みんなの評価
レビューを書くLoading
-
5.0
女性になるか男になるかは後で決まる...
すっごく面白い古典的名作SF。フロルは見た目、超絶美形で女性に見えるんだけど、実は雌雄分化タイプの種族...まだ男性になるか女性になるか決まってない(つまりこの時点で、女の子でもないし男でもない)。そしてネタバレだけど、後にフロルと打ち解けて仲良くなるタダという黒髪の青年がいて、こちらは優れた直感力がある。そして真面目で誠実。
舞台としては、エリートを養成する宇宙大学の最終試験ということで、ある宇宙船に様々な星系から来たよりすぐりが10入集まっている・・・はずが、数えたら11人いた! え?なんで?となり、しかもトラブルも起きるしで、ミステリー要素とサバイバル要素満載♡
さらに、後日談の続編がこれまた秀逸。タダとフロルがちょっとケンカしてね、フロルがじゃあ女になるのやめて、男になる、なんてすねるの、もう可愛すぎ・・・by テツハル-
3
-
-
5.0
〜元祖SF少女マンガの金字塔〜
本格的なSFを少女マンガに持ち込んだのは、他ならぬ=萩尾望都=先生なんです。
それまでの少女マンガには魔法使い物や超能力物といった、ファンタジー色の強い内容でとても本格的なSF物とは言えませんでした。それは当時漫画雑誌を編集するのは、圧倒的に男性が多くて、「女の子に複雑な空想科学物語は理解できない」という偏見もあったからです。そんな時代に男っぽい骨太なストーリーで成り立つ、本格的な短編SF漫画がこの「11人いる」だったのです。宇宙空間を自由に移動できる未来の社会のお話しで、上級の学校の入学試験に集まった、各星ごとの受験生同士のサスペンスドラマです。劇場用アニメ化にもなりました。ぜひこの名作を秋の夜長におすすめします。by ときめきの貴婦人-
0
-
