あの日の裏切りがわからず

みんなのレビュー

1. 3.0

   2025/09/20 18:02 NEW

   好みが分かれるヒロインのキャラ

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   騙されて恋人ヘルトを裏切ってしまったテッサと地獄の境遇から成り上がって彼女と再会したヘルトの愛憎劇は、私の好みの設定です。
   でもテッサの卑屈で向上心のないキャラは、好みが分かれると思います。『オークの樹の下』のマクシミリアンみたいなヒロインが好きな方はテッサも好きになれるかもしれませんが、私はテッサのキャラにちょっとイライラしてきました。元々明るかった彼女が虐待されたから常にビクビクして卑屈になってしまったのは分かりますが、それでも常に卑屈過ぎるように思います。それに厳しい境遇だったことは分かりますが、7年経っても文字を読み書きできないテッサに向上心や努力が感じられません。そもそもいくら丸め込まれても、恋人のヘルトに何も言わずに彼が寝ている間にこっそり彼の拇印を契約書に押すなんて、おかしいし、裏切り行為以外の何物でもありません。
   話の展開は理解できないことが結構あります。何度も出てくる登場人物達が一体どこの誰なのか。彼らの場面がぶつ切れのように入っているだけで、53話完結なのに20話まで読んでも分からないっておかしいと思います。
   中身の絵は表紙絵より手抜きっぽいと言うか、固い絵と言うべきか、私はあまり好きではありません。
   それでも最後まで買うと思います。思ったよりもエロいし、続きが気になるからです（笑）テッサが憎まれていると思っている男の社会の窓に再会後すぐに手を出すの？!とか、ヘルトのヘルトがそんな状況でたつんだとか、色々変と思うところはありますが、エロは正義です。ただ、最初は着衣で後ろからやっているからか、そこまでエロくないのですが、16、17話でいきなりテッサの乳房が出てくるエロになりました。

   by 胸キュン戦士

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2. 4.0

   2025/06/03 7:45

   過ち

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   ヒロインは上手い話に乗せられて、文字を知らず契約書の内容が読めずに、自分と恋人のために良かれと思い捺印してしまいます。まんまとズルい人にはめられて、恋人は奴れい剣士、自分は侍女ではなくて妾として虐待されるという悲惨な状態に。
   あまりにも大きな過ちに悲嘆に暮れるヒロインですが、その後７年が過ぎ、後悔しているのにまだ文字が読めないようになっていないなので(？)呆れました。
   二度と過ちを繰り返さないためにも、そこは何とかしようとは思わなかったのか？そこが疑問で苛立ちます。
   死んだという知らせを受けた筈(自分で手紙も読めず書けないから人づてに聞いた)の元恋人が新領主としてヒロインの目の前に戻って来たことで、愛憎劇がスタートします。
   ヒロインは被害者でもあるけれど加害者でもあるのがやるせないです。

   by フェネラ

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