【ネタバレあり】オダリスク～侯爵が彼女を鑑賞する訳～のレビューと感想（28ページ目）

グランドオダリスク

はドミニク　アングルの油彩画です。
その絵と同じようなポーズの絵画から始まる家庭教師リブと謎の多いディムズ侯爵のお話。
侯爵がリブがモデルとなるその絵の制作過程を鑑賞する目的は何なのでしょうか?
始まったばかりなので謎が多く、これからどうなるかとても楽しみです。

絵が綺麗です

謎が多い絵画コレクターに、ヌードモデルをしていることがバレてしまう主人公。その絵を気に入った絵画コレクターの伯爵は、絵を描く工程を見せて欲しいと言ってきます。ミステリアスな人です。絵が綺麗で引き込まれます。

二人の関係の進展にドキドキ

伯爵がヌード画の収集をするのは戦争での心の傷を癒すため。主人公がモデルの絵を見て彼女に惹かれていきます。
病気の妹の治療を援助することで、2人の間は急接近…
今後の展開が気になります！

神秘的な！

妹の医療費の為に、顔を見せずに後ろ姿のヌード画をお金の為の手段として、家庭教師とヌードモデルに痛々しさを感じます。

絵が好み

このようなきれいな絵がとても好みなんです。ちょっと読んでみたらミステリアスなドキドキと相まって、次次気になります！二人はどうなるの？

甘いですね。訳ありな感じとか、西洋系の結構リアリティに富んだ内容で、絵柄が綺麗で物語として読みやすかったです。多分、ヒーローはツンデレさんなだけだと思います。。。そう願っている。。。

心の問題

女性が一人で生きていくためのストーリーが面白いです。顔がキレイなだけじゃなくて、体も含めたその人の形全体を見ていたいというところが、変質的というより美意識だと思えるのがさらにいい。この先いろいろわかってくるのでしょうが読み続けたい作品です。

侯爵さまがなぜ杖をついているのか気になります。この後真相が判明するのでしょうか。
絵画に対する思い入れも気になるところです。

妖しい

まだ無料分しか読んでませんが、妖しい雰囲気がムンムン漂います。絵はとても綺麗で大変読みやすいです。これからの展開に期待の持てる作品で、応援したいです。

二人が抱える心の傷

最新話20までに分かってきたものは…。
リブとディトリアン侯爵は絵画関連で出会うが、共通するものは精神的に心に大きな傷を負った事が分かった。
侯爵は美術商が持って来た絵画、“裸婦”に関するものは、有名無名に関係無く全部購入する上等なお客様。
何故なのか…？読み進めると、顔が美しい侯爵は顔以外は体中傷だらけだった。古傷が痛むみたいだし、歩行もままならないのかステッキをついている。
そして時々、激しい戦火の場面に悩まされて居る様子。戦争から戻って何年経ったのか、まだ若いし兎に角ハンサム。
その侯爵は裸婦の絵画を見る事で、幾らか気持ちが落ち着くらしい。
そんな侯爵の目に留まったのは無名の画家ブレットの裸婦の油絵。
招待されたペンデンス男爵邸で、絵を鑑賞する後ろ姿の女性を見た。服を着ていてもすぐ分かった？（後ろ姿のモデル）
それがリブ・ロイデス、男爵家の娘の家庭教師。リブは人の噂に凄く怯えていた。以前住んでいた街では、家庭教師をしていて色々噂をされた。その噂が既成事実に変わり、追い出されるように今の街に逃げて来た。
リブには病弱な妹がいて、両親を事故で亡くして、妹の高額な薬代と生活費を稼ぐ為に、モデルと家庭教師を兼用していた。モデルをしても、絵を誰が見るか分からないから、顔は絶対出さない条件付きで裸婦のモデルを引き受けていた。兎に角噂には神経を尖らせていた。
画家ブレットがリブの条件を裏切り絵を侯爵に売り渡してから、リブと侯爵の関わりが増えて行く。
裸婦の油絵鑑賞からリブの鑑賞に変わって行く？中々きつい条件…だが、生活は楽になって行くし、妹の治療を受ける事も出来るようになった。
誠しやかな噂と、謎が多い侯爵に神経を尖らせながらもリブは条件を受け入れて行く。そんな侯爵もリブに一定の距離を置きながら、危険な時は助けてくれる。
二人が心の傷が癒えて笑い合える日が来るのかな…？