娘の友だちは放置子?
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あらすじ
ある金曜日、娘のチヨと夜のコンビニ散歩から帰る途中、前方を駆けていく女の子を目撃する。「キミちゃん、裸足だった!」と娘に聞いた母は、急いで女の子を追いかける。「夜に裸足で走ってるってどう考えてもヤバイよ!交通事故…不審者…見失うわけにはいかない……!」と焦燥に駆られながら――。ことの発端はしばらく前。ご近所のキミちゃんが毎日家に遊びに来て滞在するせいで、娘も母も疲弊していた。一旦遠ざけたものの、あまりよくない噂を周囲から聞くこととなり、キミちゃんはいわゆる「放置子」なのではないかと気づきはじめるのだった。本書では、キミちゃんの困った依存行為、放置子との気づき、キミちゃんの親とチヨちゃんの母の全面対決を描く。書籍化にあたって、過去に描かれなかった新規エピソードや解決後の娘たちの心温まる交流などを加筆している。
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ユーザーレビュー
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子どもを幸せにしたい
最後は『ほっと』して涙が出てきました。
旦那さんのキミちゃんに対する対応が勉強になりました。子ども目線にしゃがんで話すところ、指導とか守ってやると言った上から目線ではなく、私たちはこうしたい、あなたのために、どう思う?と子どもを一人の人間として、相手の気持ちを聞いている姿勢に、かくありたいと感じました。
私も違う種類の放置子だったので、常に寂しくて仕方がない気持ちでした。私の場合は、家にお金があった頃なので、母が私が家にいない様に沢山の習い事や塾の予定を入れていたので、やる事におわれていたのですが、他の子は親が見学していたり、送迎があったりと、羨ましくてたまりませんでした。自分がどんな練習をしたかとか、勉強をしたかな聞かれたり話す場面もなかったのは当時気になりませんでしたが、我が子を育てていると母は興味が無かったんだな、と分かり、寂しかった記憶が薄れていたのに、またズンと寂しい気持ちになります。良く若い頃は不仲の親の話をすると周りから『あなたがそうじゃない親になればいいのよ』等アドバイスがありました。その様なアドバイスが欲しい訳ではないと思いつつその言葉を受け止めて、今は、自分ならして欲しかった事をいっぱいして、楽しい子育てをしていますが、だからと言って寂しかった事実は消えて無くなるものでは無いです。また、事情を知らない他の保護者や一部の先生からは熱心な親🟰ヘリコプターペアレント、のような評価をされているようです。でも、小学生の我が子はママ大好き、今日の出来事をたくさん話してくれます。18歳の長男は感謝してるとぶっきらぼうに話してくれます。
母は年老いて少し丸くなり、私への関心を示さないと関係が悪くなるようだと理解して、私の話を聞く姿勢は少しある感じになりました。が、やはり母で、孫には興味が持たないから連れて来なくていいとハッキリ言います。孫である我が子に会う時は、世間のおばあちゃんの様に振る舞おうとはしてくれます。色々な思いは有りますが、母は母なりの愛を示そうとしているようなので、それだけで、もう充分だと考えています。子供達を幼少期には合わせず、分別が着くようになってから会わせています。母に対して、求めるな、数時間だからニコニコしておいてと言い聞かして、それが彼女のできる精一杯の愛だからと教えています。by 120mlの水- 2
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5.0
東北の田舎に住んでいますが
最近、放置子の噂を聞きます。
そしてニュースになったりしています。
正直、虐待して傷つけるのなら施設に預けてほしい
と思っています。
このお話しはハッピーエンドで良かったですが、
こういう子供が少し大きくなって、東京の繁華街へ
行ってトラブルなどに巻き込まれてしまうのかな?
と思ったら切ないです。
どうか親からの虐待で亡くなる子がいなくなるよう
願って止みません。by 黒雪薔薇- 1
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5.0
涙が出ます。
リアルです。我が子の周りにも、同じ状態の子がいました。児相や学校に相談した事もありました。
良い形で解決はせず、何年経ってもずっと、モヤモヤしたままです。
この作品はハッピーエンド。特に母親と子どもの絆、愛着の部分をとても丁寧に描写されていて、思わず涙が溢れました。by やばこし- 2
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5.0
最後まで読みました
ハッピーエンドで良かった。こういう子どもにしわ寄せが行くような家庭は本当につらい。
教頭先生がちゃんと立ち向かってくれる方だったのも良かった。世界中の子どもが幸せになりますように…。by あわやん- 1
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5.0
案外元気な子程闇深がったりするよね
あたしも友達にいるけど友達じゃない頃は元気だったのに友達になって仲良くなったら案外闇深がったりたまに噂でも家庭環境のこととか聞くようになった、こういう子程ほっとけないと思う
by なゆてふしとま- 0
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