【ネタバレあり】愛の代償のレビューと感想

作者が描きたかったのは

恐らく課長の妻だと思う。因縁の悲劇の関係というより、絶対課長妻をホラー映画に出てくるようなバケモノキャラとしてえがきたいんだという熱を感じる。
主人公が惹かれたのは上司だけど肉体関係にあったわけでもなく、ましてや恋人になってたわけでもない。両思いではあったけど、課長も妻を家族を裏切ったわけでないのに、この妻がサイコで、迫ってくる怖さがある。そこに課長と同じくらい有能だけど嫌われ者の同僚に、2人の精神的恋人関係を知られ、それを償うには、その同僚と結婚するしかないと迫られ、同意して結婚。。この結婚がゴリ押し過ぎるんだけど、続く物語の展開に必要な精神的DV夫と課長妻に追い詰められる主人公と課長息子の恋愛、否ホラー物語です。

不倫した訳でもないのに逆恨みされた挙句、好きでもな男と結婚し、監視状態の毎日で主人公が気の毒出しかない。別に体の関係があったわけでもなく、妻との生活にノイローゼ気味だった男性が、束の間の心の拠り所として主人公と会話をしていただけで『愛の代償』か必要か？幸せになっちゃういけないの？主人公は代償を払わなければならないことはしていないのにね。理不尽。

旦那がまずサイコパスで怖い。不倫ってほどではないけど、少し気になる存在なだけで逆恨みして、その妻がさらに恐ろしい。そして再会。。楽しみ！

こわいこわい。つい読んじゃうけど、私にはホラージャンルに分類したくなる。
なんでこんなモラハラパワハラ男と結婚したのか。不倫（身体なし精神的拠り所）の現場を撮られ脅されたけど、不倫の前から奥さんは精神的に病んてるし。
不倫の時から時は流れ、お相手の子どももおおきくなり再登場。先が読めないところが面白いです。