5.0
心あたたまるけど悲しい時代のお話です
無料分の24話迄読ませていただきました
初夜の意味まで知らない純情な乙女のなつ美に
とても好感がもてました
「次読みたい、次読みたい」と、
なつ美になった気分で話の中に
いつの間にか入り込んでました
日清戦争、日露戦争で勝利して
世界三大海軍となった日本
海軍が一番華やかで、一番よかった頃の話
この先の第二次世界大戦で
海軍から空軍へ時代が変化した事に気付かないまま
日本が誇る最強戦艦達が、空からの攻撃で
あっという間に、そしてあっけなく大敗していく
そんな悲しい歴史を知っていると
昭和11年の結婚から、昭和14年9月の開戦迄
後ほんのわずか3年しかないじゃないかと思うと
2人の今の幸せな姿を目にし言葉がありません
戦艦大和・武蔵・陸奥・伊勢・日向・扶桑・山城・金剛・比叡・榛名・霧島・・・
日本が誇る最強戦艦が次々と沈没し、ただ一隻生き残るのは戦艦長門のみ
長門は、広島・長崎に続いて終戦後見せしめとして原子爆弾の実験標的となり
2度爆撃受けましたが、世界最強の原爆にさえ最強軍艦長門は耐え抜きました
奇跡は起こるのです、有名な沈没戦艦大和の乗組員にも生存者はいるのです
燃料もなく片道の燃料で負け戦に死にに行くなんて本当に馬鹿げています
どうかどうかそんな凄い奇跡がおきるのは瀧昌でありますように
なつ美の元へ必ず帰ってこれますように
どんな姿でもいいです、戦後仲良く家族で暮らせますように
あとタイムリミットはわずかだよ、2人にそう教えてあげたい
早く早く子供が授かれて、夫婦の幸せな思い出も沢山・・と願います
どうか戦中になつ美がひとりぼっちになりませんように
戦中・戦後子供を抱えて生き抜くのは大変でしょうが
母は強しです、どうかどうか大空襲に親子共々生き延びて
愛する2人がまた再会出来ますように
心から2人の幸せを祈ります
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波うららかに、めおと日和