3.0
物語性はあまり期待しないで。
読み始めの頃は作品になかなか入り込めませんでした。
いろいろな人物や妖怪?が次々にヒロインの前に現れては数話で去って行くということの繰り返しだからです。
さらに強さのレベル?とかいうゲームの設定のようなものがいきなり登場して困惑しました。
少し読み進んだら西遊記のようだなと感じました。三蔵法師らが待ち伏せするいろいろな妖怪を倒しながら仏典を求めて天竺まで旅をするアクションストーリー。
この作品もヒロインが出会った人物や妖怪と手を組んだり戦ったりしながら復讐を遂げるアクションストーリーですよね。
天竺に辿り着いて仏典を手にするとか、復讐を完遂するとか、目的が達成されれば途中の話はさほど重要ではないのかもしれません…。「またバトルだ。ヒロインはどうやって勝つのかな?」くらいに思っていればよいのでしょう。
だから、ヒロイン以外で覚えるのは帝尊と皇太子と元婚約者の皇子くらいでよいと思います(そもそも若い男性はみんな顔が似ていてよく分からないけど💦)。
そういう意味では、物語性を求める方は拍子抜けするか頭に?がつく作品かもしれません。
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