みんなのレビューと感想「[小説]堕ちた軍神皇子は絶望の檻で愛を捧ぐ」（ネタバレ非表示）

読み応えあり

ネタバレ レビューを表示する

個人的に、子供の時のふわふわムズムズしたやりとりが大好物です。シエル先生のイラストもあって、留学宜しく人質なヒロインと兄王子と弟ヒーローのやり取りにキュンでした。

兄は思慮深く、大人しい性格で、結局傀儡のようになってしまいます。そんな兄を支える、軍神の如く長い宗教戦争に身を投じる弟。いつかヒロインを故郷に返してあげるために。
ヒロインが故郷を相続する条件で、ヒーローと晴れて婚約します。しかし、なんとヒロインの弟が裏切るのです！！
こっからは坂道を転がる如く、辛い状況が続きます。唯一ヒーローとヒロインが深い絆で結ばれていて、揺るぎないことです。だんだんヒーローがヤンデレになりますが。。。
ま、初め牢屋の中で、明日には命が尽きるって状況から独白が始まるので、そーとーヤバめヒーローだとは思っていました。

ラストはヒーロー兄をいいように扱っていた諸悪の根源が、さっさと国外逃亡します。やっと兄はまともな仕事として敗北終戦を宣言します。
すかっとざまぁは、ありません！！！そこだけちょっと物足りなかったな。

もちろんヒーローヒロインは、違う国で幸せになりますよ😀