みんなのレビューと感想「今朝もあの子の夢を見た」（ネタバレ非表示）

幸せな予感のする終わり方

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シンプルな絵柄の割に抉り込んでくるような内容のギャップが好きで何作か読んでいます。今回は妻から捨てられ（自動的に娘と引き離された）男の人の悲哀。淡々と淡々と仕事と家の往復をしているだけの人生。そこに、娘を思わせる妙齢の女性が現れる。新しい恋？と鳴るかなー？と思ったらそんなに人間単純じゃない。単純だったらとっくに再婚している！という展開。人間の心の傷というのは、ありきたりな日常で誤魔化しても誤魔化しきれないものなのだ、と戦慄してしまう場面もある。当然ながら逃げた妻には妻の言い分がある。連れ去られた娘こそ可哀想だ。最後にはその娘の心情が語られる。そして、高校を卒業した娘がある決断をする。人間は孤独。家族であっても、親子であっても。一人で生まれて◯んでゆく存在なのだ。その中で縁があって親子として存在している意味とは？

現実

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終わり方がこれが現実と感じました。
親の離婚も自身の離婚も経験しました。
離婚の原因は一つではなく、簡単には解決せず、離婚しても心の傷は増えていく。
この本を読んで、涙が止まらなく自身もまだ傷が残っていると改めて感じました。

丁寧な暮らし

若い男性が、丁寧な暮らしをしていると、すごいなと尊敬する。コーヒーを粉から淹れ、洗濯物をバランスよく干す。なかなかできることではない

なんか悲しくなってきた

考えすぎてないで、みんな仲良くすればいいのにね。オバチャンたちも、悪気はないのよ悪気は！でもうるさいよね（笑）

なんだが見てて辛いです。こんなことがあったらやだなと思いますが実際こういうことが起きたりしているのだなと思わされる作品しでした

切ない

切なくて辛いです。主人公の男性の多面性に色々考えさせられました。夫も離婚したらこうなってしまうのかなとか…

この作家さん好きです。リアリティーのある主人公と、ブラックユーモアが。
実際30歳と４２歳はありだと思いますよ！

なんか切ないです。

野原さんの読んでから興味を持った内容。今回の内容は何か切ない感じ。自分ももし離婚していたぬらこんな風になっていたのかと思ってしまう。夫婦の心の中を上手に描いた作品

淡々とした絵と話と進み具合が、一致したお話だったと思います。

話が中途半端に終わったという感想もありましたが、
登場人物それぞれの立場の想いがあり、
その中で今回は父、職場の人、娘が中心的に描かれていた、ということだと感じました。

日常がこんなにもドラマティック

少ない線で、こんなにも色んな感情を表せるんだと感動。どこにでもありそうな日常の延長のような世界観だからこそ、なおさら切ない。