みんなのレビューと感想「朧の花嫁～かりそめの婚約は、青く、甘く～」（ネタバレ非表示）（46ページ目）

2人の設定が良い

実家で虐げられていた主人公が、結婚相手によって人生を変えていく…。そういうお話は山のようにありますが、この話だから、良いです！

その理由は、主人公2人の設定です。
顔に大きなアザがあるヒロインと、視力に問題を抱える男性。それって、現代にも容易に想像の出来るとても身近な（でも、実は知らない）人物たち。
実際に自分が体験した訳ではなくとも、生きづらさは容易に想像出来るはずです。
そんな2人の純愛は、見ていて誰もが応援したくなるはずなのです。

また、実は私自身が生まれてから10代全てを顔に目立つアザを持って生きて来ました。打ち身だと勘違いされ尋ねられるのは日常、アザだと察した人の無言の視線を感じるのも日常。それらの日常も静かに、自分の中に納めて“何事もなく、何も気にしていないように見えるように”と、周りに気を遣って過ごしていました。

この物語を通して、見た目に特徴がある人の見方について、改めて考えてみた方もきっと多いはずです。見た目ではなく、内面性に触れて人は繋がって行くのだと思います。
そんな、どこか身近な主人公達を美しい絵と共に描いているこの作品の価値は、ただ面白いという言葉だけでは足りないものがあります。

ぜひ、多くの方に読んで頂きたい作品です。

とにかく、

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とにかく絵が好き！
朔夜さまはお美しく清子ちゃんも可愛い。本当にお似合いです。
清子ちゃんの味方になってくれる瀧川さんも好き。母親ですらあの酷い扱いなのに、初めて会った瀧川さんのあの洞察力、人間力。頼りになりますね。
清子ちゃんの髪型が変わったのも嬉しかった。もっと自信を持っていいんだよー！
まだ途中までなんですが、朔夜さまのお父さんが物分りが良さそうなのに、ひと癖ありそうで不安で怖いです。
弟は、腹立つ態度だけど嫌味吐くのが精一杯かな。負けるな、清子ちゃん。
実家のほうはどうなのでしょう。
あれ（お金）で静かになったら良いのですが。

絵がきれい

髪型、和服で他の作品とかぶっている部分もありますが
これはこれで好きです。絵が素敵です。
物語も繊細な部分があって面白いです。

よくあるシンデレラストーリーではなく…

今でこそよくあるモチーフではありますが、家族全員からの虐待も、時代が明治？その頃なら、実際にこういうことが絶対あったのだろうと、清子がとても不憫だし、自分を押し殺して家のために身を犠牲にする清子が尊いからこそ、ただのシンデレラストーリーではなく朔弥様に出会えて本当によかったなぁと思えます。幸せになってほしいです。

ハンデを乗り越える姿が素敵

まず、絵がとても綺麗です。ストーリーも、それぞれにハンデをおった2人が惹かれ合い、前向きに変化していく様子がとても丁寧に描かれています。

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やっぱり長髪イケメンに悪い奴はいないのかもしれない笑笑皆さんいうように少し（私の幸婚）に似ているけどこちらの作品もすごく面白いです

甘々で読んでいてにやけが止まらないだけではなくて、当時の社会が抱えていた問題についても考えさせられます！

現実ばなれ

読んでいて現実を忘れられるので気晴らし出来ます。
たまにカラーがありますが、色使いが淡くて大正ロマンで美しいです☆

お似合いのカップル

どちらも互いに思いやりがあり、相手に対しての誠実さを持っていて好感持てます。それにお互い辛い思いをしてきてるから、これから幸せになって欲しいけど、これから色々あるのだろうとハラハラしています。

面白い

とても賢くて、心の優しい清子の勇気が素晴らしい。顔のあざにより虐げられて生きてきた彼女のこれからが楽しみ